3月3日 名曲100選 海外のロック篇・24 青い影
1967年にデビューしたプロコル・ハルムはピアノ奏者のゲイリー・ブルッカーとオルガン奏者のマシュー・フィッシャーを中心に結成されたロック・バンドです。R&Bやクラシック音楽の要素を融合させた独特のサウンドはプログレッシヴ・ロックの先駆者とも言われるものでした。
その後断続的でメンバーも何度も交代していますが、最近まで活動を継続していました。
主宰のゲイリー・ブルッカーが先日2月19日に癌のため76歳で病没し活動は事実上休止となりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
「青い影」はそのデビュー曲で、ロックの世界では伝説的な曲になっています。バッハのG線上のアリアから引用されたと言われるイントロから始まる荘重な曲は、後に多くのミュージシャンに影響を与えています。カバーも和洋多く存在しています。国内ではゴールデン・カップス、アンジェラ・アキ、松任谷由実などがカバーしています。
特に松任谷由実は、「立教女学院のパイプオルガンとプロコル・ハルムに強い衝撃を受けた」と語っています。彼女の「翳りゆく部屋」などには「青い影」の影響が大きく見られますね。
« 3月2日 名曲100選 歌劇のアリア篇・24 あの草を摘み取って | トップページ | 3月4日 名曲100選 室内楽曲篇・24 ホラ・スタッカート »
« 3月2日 名曲100選 歌劇のアリア篇・24 あの草を摘み取って | トップページ | 3月4日 名曲100選 室内楽曲篇・24 ホラ・スタッカート »
コメント