4月1日 名曲100選 室内楽曲篇・28 ヴァイオリン・ソナタ第1番(サン=サーンス)
サン=サーンスのヴァイオリン・ソナタ第1番は交響曲第3番の前年で、構成の仕方や循環形式を用いた点など共通した点が見られます。
構成面では大きく2つの部分に分けられ、それぞれが更に2つの部分に分かれているという交響曲第3番と同じものが見られます。但し、ヴァイオリン・ソナタでは全部の部分を切れることなく通して演奏するという点が交響曲とは異なっています。
その4つの部分は古典的なソナタの形式になっています。ここでは便宜的に1つの部分を楽章と呼称しますが、呼び方は一定では無いようです。
第1楽章は情熱的ですが暗さを伴った曲です。第2楽章は美しく伸びやかな曲ですが中間部は活発な動きが出てきます。第3楽章は軽快なスケルツォ、トリオはピアノが細かい動きをする中でヴァイオリンは朗々と歌います。第4楽章はヴァイオリンの細かい動きの第1主題から始まる激しい楽章です。
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