3月2日 名曲100選 歌劇のアリア篇・24 あの草を摘み取って
歌劇「仮面舞踏会」はヴェルディが1859年に作曲した歌劇です。原作はウジェーヌ・スクリーブの戯曲「グスタフ三世または仮面舞踏会」。スウェーデンの啓蒙専制君主グスタフ三世が1792年に仮面舞踏会の際に暗殺された事件を題材にしたもの。グスタフ三世はボストン総督リッカルドに名前を変えて作られています。
「あの草を摘み取って」は第2幕でアメリア(リッカルドの秘書レナートの妻、リッカルドと密かに心を寄せあっている)が歌うアリア。第1幕で道ならぬ恋に苦しみ、その思いを消す方法を教えて欲しいというアメリアに女占い師ウルリカが「郊外の死刑台に生える薬草を深夜に摘め」と言われて、第2幕の冒頭でヴェールで顔を隠して死刑台に現れたアメリアが「この恐ろしい場所で薬草を摘む勇気を」と神に祈るアリアです。
この不貞をレナートが知るところとなり、やがてリッカルドの暗殺者になってしまいます。
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