3月5日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・24 ひまわり
「ひまわり」はマルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレン主演の映画で1970年に公開されました。
第二次大戦に出征した夫アントニオ(マストロヤンニ)が行方不明になり、その消息を求める陽気なナポリ娘ジョバンナ(ローレン)を中心とした物語。
アントニオは詐病で除隊を目論んだがそれがバレてソ連戦線へと送られることになります。
終戦後帰らぬ夫を探す中、同じ部隊にいた男から極寒の雪原で倒れたという話を聞きソ連へ。南部ウクライナで夫の写真を見せて探し回りましたが、そこには地平線の彼方まで広がるひまわり畑が広がっており、多くの兵士がこの下で眠っているという話を聞きます。
ようやくジョバンナはアントニオを見つけますが、既に雪原で凍死しかけていたアントニオを救ったロシア人女性マーシャとの間に子供もできていました。ジョバンナはアントニオとの再会を果たしますがお互いの距離は縮まらずジョバンナは無言でイタリアへ帰ります。
その後アントニオは苦悩の末マーシャの許しを得てイタリアに帰りますが、ジョバンナも既に別の人生を歩んでおり、以前出征の時に見送られた駅で、二人は涙ながらに再び別れることになります。
何と言っても、この映画の圧巻のシーンは画面全体に広がるひまわり畑。そのバックで流れる主題曲はヘンリー・マンシーニが担当し、マンシーニの代表作のひとつとして高い評価を得ています。曲は物悲しい曲ですが「ひまわり」の画像に圧倒されます。多くの映画音楽の中でも曲を聴くと映像が蘇る作品のひとつです。
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