3月11日 名曲100選 室内楽曲篇・25 ヴァイオリン・ソナタ(ラヴェル)
ラヴェルは2曲のヴァイオリン・ソナタを作曲しました。初期の1897年と1927年の作ですが、以前は1927年の作品しか知られておらず、1975年に1897年の作品が発見されました。そのため、この第2番のソナタは以前は番号なしで呼ばれていたのですが、現在では第2番と呼ばれることもあるようです。第2番に番号をつけずに、1897年のソナタを遺作とする呼び方もあります。ややこしいので、ここでは1927年の作品をヴァイオリン・ソナタと呼ぶことにします。
ヴァイオリン・ソナタ ト長調はラヴェルの作曲した最後の室内楽曲です。3つの楽章構成で18分程度の演奏時間です。
この曲はジャズの要素を組み入れた曲で、第2楽章はブルースというタイトルでバンジョーやギターを模したピチカートから始まります。ブルーノートやシンコペーションを使った曲です。
第3楽章は無窮動というタイトルがつけられた華やかなフィナーレになっています。ラヴェルはできるだけ速く演奏するようにと言っています。
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