3月7日 名曲100選 交響曲篇・25 フィラデルフィア交響曲
オーストリアの作曲家アイネムが1960年に作曲した交響曲が「フィラデルフィア交響曲」です。
元々、アメリカのフィラデルフィア音楽アカデミーの委嘱で作曲しオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団で初演が予定されていましたが諸事情によって、1961年11月にショルティ指揮ウィーン・フィルの演奏で初演されました。
スケルツォ楽章を欠く3つの楽章からなる曲で、演奏時間も16分程度の曲です。
第1楽章 主題は木管楽器によって奏せられ勇壮な音楽が続きますが、不協和音もあり新古典主義から十二音技法まで幅広い手法をもつアイネムらしい曲です。展開部が無いためシンプルな構成になっています。
第2楽章 緩徐楽章。クラリネットによって穏やかな主題が奏せられます。
第3楽章 第1楽章の第1主題を発展させた第1主題の後ルンバのリズムの第2主題へと進んでいきます。中間部ではフーガの技法も用いられています。
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