3月6日 名曲100選 管弦楽曲篇・24 ウィーンの市民
ツィーラーは、ヨハン・シュトラウス、ヨーゼフ・シュトラウスの次の世代を代表するウィンナ・ワルツの作曲家のひとりです。
多作家のツィーラーは560を超える作品を遺していますが、今日取り上げる「ウィーンの市民」op.419は1890年の作曲です。
この曲は1890年2月12日にウィーン市庁舎で初めて催される舞踏会に際しヨハン・シュトラウス2世と共に用意した新作でした。シュトラウスは「市庁舎舞踏会」op.438というワルツを披露し、ツィーラーが用意したのが「ウィーンの市民」でした。この舞踏会では、エドゥアルト・シュトラウス指揮のシュトラウス管弦楽団とツィーラー指揮のウィーン第4連隊という2つの楽団が出演し、それぞれの曲を演奏したそうです。
人々が軍配を挙げたのは「ウィーンの市民」だったそうです。
「ウィーンの市民」は前奏の後透明度の高い美しい第1ワルツから始まります。"ザッツ・ウィンナ・ワルツ"というようなサウンドの曲で、これが舞踏会で受けた原因であったのかもしれません。
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