3月19日 名曲100選 映画音楽篇(洋画)・26 ブラザー・サン シスター・ムーン
「ブラザー・サン シスター・ムーン」は1972年公開のイタリア・イギリス合作映画です。監督は「ロミオとジュリエット」のフランコ・ゼフィレッリ。アッシジの聖フランチェスコの半生を描いた作品ですが、宗教的題材を借りた青春映画に仕上がっています。フランチェスコはグレアム・フォークナー、フランチェスコを支える尼僧クレアにはジュディ・バウカーという新進の俳優を配しています。
イタリアのアッシジに住む富裕な商人の息子フランチェスコは18歳の時に起きたペルジアとの戦争に従軍し凄惨な戦いに敗れ、生死の間を彷徨います。やがて自然の中で生き物の素晴らしさを悟り、教会にも入れない貧しいながら懸命に祈る人たちを見て彼らのための教会建設を目指します。それに対して司教が邪魔をし教会は焼かれ死者も出てしまいます。彼はローマへ向かい、教皇に謁見してキリスト教の腐敗を説き、教皇は彼の話に心を動かされ彼に跪きます。聖人となったフランチェスコは故郷へ帰ります。
音楽は、「世界残酷物語(主題歌は「モア」)」や「バラキ」などを担当したリズ・オルトラーニ。主題歌はドノバンが書いて歌っていました。とても素朴で美しい曲です。
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