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2022年2月28日 (月)

2月28日 名曲100選 交響曲篇・24 交響曲第4番(チャイコフスキー)

交響曲第4番ヘ短調op.36は、チャイコフスキーが1877年から1878年にかけて作曲した交響曲です。
メック夫人がパトロンとなって経済的な余裕が生まれ、作曲に専念できるようになった頃の作品でメック夫人に献呈されています。
古典的な4つの楽章から構成されていますが、チャイコフスキーの後期作品の中では最もロシアっぽい雰囲気を持つ作品だと思います。
第1楽章は、この交響曲全体にわたって登場してくるファンファーレから始まります。冒頭ではファゴットとホルンによって演奏されます。
411_20220221090001その後管楽器全てに引き継がれ頂点に達すると、徐々に静かになり8分の9拍子の主部に入ります。第1主題はヴァイオリンによって提示される陰鬱な主題です。第2主題は少しテンポを落として木管楽器によって少しおどけたようなメロディが演奏されます。展開部は第1主題とファンファーレの旋律を主とした非常に長いもので、コーダはファンファーレを使った激しい音楽となって楽章を閉じます。
第2楽章は、オーボエソロによる主旋律から始まる暗い主部と、明るめの旋律の中間部からなる緩徐楽章です。
第3楽章は、弦楽器は楽章を通してピツィカート奏法になります。主部はピツィカートのみで演奏され、トリオは管楽器による行進曲風の音楽。やがてそれに弦楽器のピツィカートがからんでクライマックスを築いて行きます。
第4楽章は、それまでの暗めの音楽から解放されと喜びの音楽となって冒頭からその感情が爆発します。下の譜面は弦楽器だけですが木管楽器も同じメロディを吹きます。
441最後はファンファーレ主題も登場して華やかに全曲を閉じます。

2022年2月27日 (日)

2月27日 名曲100選 管弦楽曲篇・23 交響詩「海」

ドビュッシーが1905年に作曲した交響詩「海」。正式な曲名は「海」管弦楽のための3つの交響的素描です。
ドビュッシーは楽譜を出版する際に、表紙のデザインに葛飾北斎の「富嶽三十六景」のひとつ「神奈川沖浪裏」の左半分を指定しましたが、具体的にこの海を描写したというわけでは無いようです。
正式題名のとおり3つの楽章から出来ていて、それぞれの楽章に標題がつけられています。
第1楽章 会場の夜明けから真昼まで、第2楽章 波の戯れ、第3楽章 風と海の対話です。
ドビュッシーの管弦楽曲の中では、最もドラマチックな曲でありドビュッシー得意の色彩感と相まって高い人気を得た要因になっています。

2022年2月26日 (土)

2月26日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・23 チキ・チキ・バン・バン

「チキ・チキ・バン・バン」は1968年に製作されたミュージカル映画。
主役は発明家のカラクタカス・ポッツ、ディック・ヴァン・ダイクが演じていました。
もうひとつの主役は、昔グランプリで優勝し続けたものの後に事故を起して廃車置場に放置されていた車。これをポッツが買い取り修理した車が「チキ・チキ・バン・バン」。エンジンの音から命名された名前です。
製菓会社の社長令嬢と2人の子供たちとドライブに行き、そこから空想の物語が始まります。
作詞作曲はシャーマン兄弟。なお映画の原作は007シリーズのイアン・フレミングです。
タイトル曲の「チキ・チキ・バン・バン」はノリの良さもあって人気曲になっています。

2022年2月25日 (金)

2月25日 名曲100選 室内楽曲篇・23 ピアノ五重奏曲(シューベルト)

シューベルトのピアノ五重奏曲イ長調「鱒」D667は1819年に作曲された曲です。
この曲の最大の特徴は、編成です。通常のピアノ五重奏曲はピアノ+弦楽四重奏曲(ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ)なのですが、この曲ではヴァイオリンが1本で、2ndヴァイオリンの代わりにコントラバスが入っています。通常の室内楽曲の場合コントラバスが登場するのは弦楽七重奏以上で、しかも弦楽八重奏になると弦楽四重奏×2の編成になります。従ってコントラバスが入る珍しい室内楽曲と言えます。
第4楽章に有名な歌曲「鱒」の変奏曲が採用されているため「鱒」という愛称で呼ばれています。
何故この様な編成になったかというと、作曲を依頼した鉱山技師で音楽愛好家でもあったジルヴェスター・パウムガルトナーが「鱒」を使った変奏とコントラバスを編成に入れるという内容で依頼をしたと考えられています。
全部で5楽章の曲ですがソナタ形式の第1楽章、緩徐楽章の第2楽章、スケルツォの第3楽章、ソナタ形式の第5楽章という通常の形式に第4楽章の「鱒」の変奏曲が加わった形になっています。

2022年2月24日 (木)

2月24日 名曲100選 海外のロック篇・23 ルール・ザ・ワールド

「ルール・ザ・ワールド」(Everybody Wants to Rule the World)は、ティアーズ・フォー・フィアーズ(以下TFF)の1985年の全米ナンバーワンヒット曲です。
TFFはイギリスの2人組のブリティッシュ・ロック・バンド。ボーカル&ギターのローランド・オーサバルとボーカル&ベースのカート・スミスで1981年にデビュー。その後キーボード奏者イアン・スタンリー、ドラムスのマニー・エアリアスを加えて活動していた時期のヒット曲が「ルール・ザ・ワールド」。
「ルール・ザ・ワールド」はTFFの特徴であるオーサバルのギターサウンドを核にアコースティックな雰囲気を持つ曲です。

2022年2月23日 (水)

2月23日 名曲100選 歌劇のアリア篇・23 水夫の合唱

この歌劇のアリア篇では、歌劇の中の合唱曲も取り上げようと思いますが、今回はワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」の水夫の合唱「見張りをやめろ・・・ヨホホエ、ヨホホエ」です。
「さまよえるオランダ人」は、まだワーグナーが総合芸術としての楽劇を確立する前の1842年に作曲された作品です。パイレーツ・オブ・カリビアンの着想のひとつにもなっているイギリスに伝承される幽霊船とオランダ人船長の話。
ノルウェーの港町に避難した船長ダラントの前に幽霊船が現れます。幽霊船のオランダ人船長は7年に一度上陸できるが乙女の愛を受けなければ呪いは解かれず、永遠に海を彷徨わなければならないと嘆きます。オランダ人から財宝を渡されたダラントは娘ゼンタと引き合わせる事を約束してしまいます。ゼンタはオランダ人に会い、オランダ人を救いたいと思いますがエリックという恋人がいます。オランダ人に再会しようとするゼンタを引きとめようとするエリック。その愛の姿をみてオランダ人は裏切られたと言って去って行きます。ゼンタはオランダ人への愛を通し貞節を証明するために海に身を投げ、ゼンタの純愛を得た幽霊船は呪いを解かれ死ぬことが赦され沈没。オランダ人とゼンタは浄化され昇天していきます。

第3幕冒頭でノルウェー船の水夫たちと、やがてやってきた娘たちも加わって歌われるのが水夫の合唱「見張りをやめろ」です。

2022年2月22日 (火)

2月22日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・23 100億のLove Story

「100億のLove Story」は2005年8月発売のThe Alfeeの53枚目のシングルです。テレビドラマ「こちら本池上署5」の主題歌として使われました。
The Alfeeは現在の桜井、坂崎、高見沢と三宅康夫の4人でフォークバンドとして1973年にスタートし、三宅の脱退後ロックバンドの要素を強めて活動。現在もバリバリの現役で活動しているバンドです。
「100億のLove Story」は、高見沢らしい優しいボーカルで始まりサビの部分の高揚感が味わえるThe Alfeeらしい逸品です。歌詞は、それは一つの物語、から始まり奇跡的に君に出会ってあの日から全てが変わった。どんな時にも君のそばにいて君の全てを守りたいという力強いラヴソングです。

2022年2月21日 (月)

雑感 北京冬季オリンピックが終わった

たまには名曲100選以外の記事も書いてみようかと思って、冬のオリンピックを取り上げてみます。
仕事をリタイアした事もあって、今回はゆっくり、様々な競技を見ることができました。
ドーピング問題、検査失格問題、謎の採点や審判など話題には事欠かなかったのですが、今回はそういう負の面の話題ではない事を3点書いてみます。
1つめは、スノボの話題。決勝2本目で理不尽な採点を吹っ切る完璧な大技を決めた平野歩夢さん、女性史上誰もやったことのない大技に挑んだ岩淵麗楽さんをはじめ日本の選手たちは、オリンピックという大舞台で誰もやったことのないパフォーマンスを見せたいというチャレンジ精神に感動。また成功しても失敗しても、そのチャレンジを高く評価するライバルたち。スポーツですから勿論結果は重要ですが、このチャレンジする姿に日本の若者たちの姿を見たような気がしました。社会でも上司がつい成果主義に走ってプロセスや努力を全く評価しない風潮は、折角の若者のパワーを削いでいってしまいます。こういうチャレンジする姿はスポーツだけではなくて実社会でも評価するというのが、我々年長者の務めだと改めて感じました。

2つめは、カーリングの話題。私はカーリングを始めて知ったのは長野オリンピックでしたが、それ以降国内の大会など放送がある時はできるだけ見るようにしています。放送が無い大会もYou Tubeなどで拾って見ています。氷上のチェスと言われるように戦略や戦術、氷の状態変化を観察する目、投げる力を時間で数値化してデーターとして分析し活用、それに勿論重いストーンを思うようにコントロールする体力や体幹、滑りながらスイープする体力など、色々な要素が必要なのですが、それよりも、私がカーリングに魅力を感じる最大の理由はセルフ・ジャッジです。ゴルフと同じですね。
カーリングの試合には本来審判がいません。全て対戦する2チームのメンバーによるジャッジ。得点も双方のチームの合意で決まります。微妙な判定は専用のメジャーで第三者が測定しますが、この測定者も審判ではなく、測定の結果を双方のチームに伝えて両チームの合意で得点が決まります。基本的に第三者が介在するのは、このメジャーとシンキング・タイムとタイム・アウトを測定する時計だけ。フェア・プレイ精神に基づくスポーツなのです。従って、コールドゲームは存在せず、このフェア・プレイ精神に則って「もう追いつかない」と思ったチームが「コンシード」で握手を求める習慣になっています。カーリング競技規則の冒頭にも、この精神がカーリング精神として掲げられているそうです。
こういうスポーツって実に清々しいですよね。日本チームも苦しみながら前回より一歩前進して銀メダルを取ってくれました。ありがとう、お疲れ様でした。

3つめは、簡単に。フィギュアの話。昔から個人的にスピード感溢れる樋口さんと妖精のような三原さんのスケートが好きで、今回ようやく樋口さんが代表になって、しかもショートでもフリーでも三回転半ジャンプを成功させて本当に良かった。樋口さん、団体戦ではミスをして足を引っ張るのを避けるために三回転半を避けましたが、練習している間に、三回転半ジャンプが特別なジャンプじゃないという感触を掴んだという事で、自信を持って跳べるようになったんですね。坂本さんも以前はジャンプの距離は超一流でしたが荒削りなところがあったんですけど、年齢が上がってきたこともあって表現力も驚くほど進歩しました。フィギュアは四回転に挑戦した羽生さん含めてそれぞれがみんなやるべきことをきっちりやった大会だったと思います。

今回は、スキーのクロカン、バイアスロン、スノーボード・クロス、スキー・クロス、アルペンスキーなど日本ではマイナーな競技も見る事ができました。

2月21日 名曲100選 交響曲篇・23 交響曲第3番「英雄」

ベートーヴェンの交響曲第1番、第2番は、新しい試みがあるとはいえ、あくまでもハイドン、モーツァルトからの古典的な交響曲の延長線上の作品でしたが、交響曲第3番変ホ長調op.55は大きな転換点とも言える作品のひとつです。
大きなポイントは、それまでメヌエットが使われていた第3楽章ではじめて「スケルツォ」が使われた事。第1番の3楽章もスケルツォ的な性格のものですがあくまでも表記は「メヌエット」でした。第3番で初めて「スケルツォ」と明記されました。
2つめのポイントは編成。はじめてホルンが3本という編成が使われています。
その他第2楽章に従来の緩徐楽章とは異なる性格の「葬送行進曲」を置き、終楽章は変奏曲にしているなど斬新なアイデアがつまった転換点にふさわしい曲となっています。
「英雄」という標題については楽譜に「ある英雄の思い出のために」と書かれたところから付けられた標題ですが、この「英雄」については従来のナポレオン説の他にナポレオン戦争のイェーナの会戦で戦死したプロイセン王子フェルディナントなどの説もあり確定していません。
第1楽章は、2番まであった序奏がなく、冒頭で変ホ長調の主和音が2発打たれて、いきなり第1主題に入って行きます。提示部が143小節という長さなので、この提示部を譜面とおり繰り返すと1時間近い曲になってしまいます。
第2楽章は、葬送行進曲。途中のオーボエからはじまるハ長調に転調した美しいメロディは、やがてクライマックスを形成します。
第3楽章はスケルツォ。トリオでは交響曲でははじめてホルンの三重奏による軽快な狩のような旋律が展開されます。
第4楽章は、バレエ音楽「プロメテウスの創造物」の終曲から転用したメロディ(いわゆる「エロイカ」主題)を主題とした10の変奏から出来ています。途中弦楽だけの変奏もあり変化に富んだ曲想が楽しめます。

2022年2月20日 (日)

2月20日 名曲100選 管弦楽曲篇・22 ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら

「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28は、1895年にリヒャルト・シュトラウスが作曲した交響詩です。
北ドイツの伝説的な奇人「ティル・オイゲンシュピーゲル」の物語を音楽化した作品で、「ロンド形式による昔の無頼の物語」という副題を持ちます。
冒頭の静かな弦楽器による序奏は、「むかしむかし・・・」という物語の導入の音楽。すぐにホルンによるティルのテーマが始まります。この部分「のだめカンタービレ」では、指揮者コンクールで千秋がホルン奏者に演奏不能なほどの弱音を要求してムッとされた部分。
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というように、「ティルの笑いのテーマ」からはじまり、ティルの悪戯の数々が音楽で表現されていきます。
突如小太鼓がなり響きティルは逮捕されます。裁判で死刑の判決がくだり、絞首刑台に送られます。冒頭の「むかしむかし」のテーマが回帰しティルは死んでも高笑いを残して音楽が締めくくられます。
こういう昔の無頼漢を描いた作品としてはコダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」がありますが、こちらは劇音楽なので、音楽一本で物語を作り上げた「ティル」は聴くだけで楽しい作品です。

2022年2月19日 (土)

2月19日 名曲100選 映画音楽篇(洋画)・22 おもいでの夏

「おもいでの夏」は1971年に公開されたアメリカ映画です。原題はSummer of '42。
家族とともに第二次大戦の戦火を逃れてニューイングランド沖合いのナンタケット島へ疎開してきた思春期の少年ハーミーは、丘の上の一軒家に住む美しい人妻ドロシーの魅力にとりつかれます。ドロシーの夫が出征した後ハーミーはドロシーに接近します。ある夜ドロシーの家を訪ねたハーミーはドロシーの夫の戦死を知り初体験を行います。
翌日ハーミーがドロシーの家を再び訪れると、ドロシーは別れの手紙を残して去っていった後でした。
この映画は、何と言っても美しい主題歌が映画本体よりも有名になりました。作曲はミシェル・ルグラン。アカデミー作曲賞を受賞した映画音楽の名曲中の名曲のひとつです。

2022年2月18日 (金)

2月18日 名曲100選 室内楽曲篇・22 ウィーン奇想曲

ヴァイオリンのヴィルトーゾとして知られていたフリッツ・クライスラーは、自分の作曲した曲を他の作曲家によるものとして発表し演奏する事が多かったのですが、このウィーン奇想曲op.2は自作のものとして発表した数少ない曲のひとつです。ダブルストップ奏法を使うなどテクニックを発揮できる曲になっています。

2022年2月17日 (木)

2月17日 名曲100選 海外のロック篇・22 サムディ・ネヴァー・カムズ

1959年にジョン・フォガティを中心に結成されたザ・ブルー・ベルベッツを前身とするバンドが1968年にバンド名をクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(以下CCR)と改めて本格的な活動を開始しました。非常に泥臭いジョン・フォガティのヴォーカルを中心としたカントリー・ロックとも言われるロックバンドでした。「プラウド・メアリー」「雨を見たかい」などのヒット曲を世に出し1972年に解散しました。
そのCCRの最後のシングルが「サムディ・ネバー・カムズ」。私がCCRに始めて出会った曲なので、出会ってすぐに解散という事になってしまいました。その後ジョン・フォガティはソロ活動をしましたがその泥臭い歌い方は全く変わりませんでした。

2022年2月16日 (水)

2月16日 名曲100選 歌劇のアリア篇・22 奥さんこれが恋人のカタログ 

モーツァルトがスペインの伝説の放蕩者ドン・ファンを主人公にしてダ・ポンテの台本によって作曲したオペラが「ドン・ジョヴァンニ」です。
ドン・ジョヴァンニがドンナ・アンナに夜這いをかけている最中に駆けつけた父親の騎士長を殺害してしまうが、騎士長は石像となってドン・ジョヴァンニを地獄に引き込んでしまうというオペラ・ブッファです。
「奥さんこれが恋人のカタログ」は第1幕で、ドン・ジョヴァンニに従者レポレッロがドン・ジョヴァンニが昔捨てた女エルヴィーラに「旦那に泣かされたのはあんただけじゃなくてイタリアで640人、ドイツで231人、スペインで1003人もいる」と歌う慰めにもならない慰めを歌うアリアです。

2022年2月15日 (火)

2月15日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・22 キセキ

「キセキ」は、GReeeeNの7枚目のシングルでテレビドラマ「ROOKIES」の主題歌になり初のオリコン1位曲となった曲です。
「キセキ」は、2人で歩んできた「軌跡」と2人が巡り合った「奇跡」の両方の意味を持っているラヴ・ソングです。
私にとっては、出張で年中行っていた東北新幹線の郡山駅の発車メロディとしての馴染みが深い曲です。同じ福島県でも福島駅の古関裕而氏「栄冠は君に輝く」も懐かしいです。

2022年2月14日 (月)

2月14日 名曲100選 交響曲篇・22 交響曲第4番「不滅」

デンマークの作曲家ニールセンは6曲の交響曲を作曲しています。その中で最も親しまれているのがこの第4番op.29「不滅」です。
「不滅」という副題はニールセン自身がつけたもので原題に近い訳では「消し去り難いもの」とか「滅ぼしえないもの」という意味です。4つの部分から構成される単一楽章の曲です。一定の調性を持たない曲で、冒頭はニ短調の全奏ではじまる第1部、ト長調の牧歌的な第2部、悲劇的な緩徐楽章の第3部を経て、2群のティンパニが活躍する劇的な第4部から出来ています。

2022年2月13日 (日)

2月13日 名曲100選 管弦楽曲篇・21 屋根の上の牛

「屋根の上の牛」は20世紀を代表する作曲家のひとりダリウス・ミヨーの超現実主義バレエです。
ミヨーが第一次大戦中に2年間過ごしたブラジルで知った音楽に基づいて作曲されていて物語らしい物語はない作品。明るいノリのよいラテン系のリズムが急にメランコリックなメロディになったと思うと、またノリのよい・・・という目まぐるしく雰囲気が変わるのが聞き所です。

2022年2月12日 (土)

2月12日 名曲100選 映画音楽(洋画)篇・21 ジェルソミーナ(道)

フェデリコ・フェリーニ監督の代表作のひとつ。アカデミー外国語映画賞を受賞した1954年の作品です。
旅芸人の悲哀を描いた作品。旅芸人のザンパノは芸の手伝いをする女が死んでしまったため妹のジェルソミーナをタダ同然で買い取ります。粗野で暴力を振るうザンパノと頭は弱いが心が素直なジェルソミーナは一緒に旅に出ますが、ある事件があってジェルソミーナを見捨ててしまいます。
数年後見知らぬ海辺の町でジェルソミーナがラッパでよく吹いていた曲を聴き、それを歌っていた娘に尋ねるとジェルソミーナと思われる旅芸人がこの町に来ていて死んでしまったという事を聞きます。ザンパノは絶望的な孤独感に打ちのめされます、というストーリー。
ザンパノをアンソニー・クイン、ジェルソミーナをフェリーニの妻でもあったジュリエット・マシーナが演じています。
主題歌はニーノ・ロータ。

2022年2月11日 (金)

2月11日 名曲100選 室内楽篇・21 フルートと通奏低音のためのソナタBWV1033

バッハのフルート(フルート・トラヴェルソ、ブロックフルーテ含む)のためのソナタは全部で6曲あります。
フルートとチェンバロのためのソナタが3曲、フルートと通奏低音のためのソナタが3曲です。
今日は、その中からフルートと通奏低音のためのソナタ(第1番)ハ長調BWV1033を取り上げました。バッハのフルートソナタは偽作である可能性もあると言われていますが、その真偽はともかくこの曲を聴くと非常にゆったりとした気持ちになります。
NHK FMのクラシック番組のテーマ曲として使われていた(何の番組だか忘れました)記憶があります。

2022年2月10日 (木)

2月10日 名曲100選 海外のロック篇・21 恋のめまい

「恋のめまい」(Ain't Seen Nothing Yet)はバックマン・ターナー・オーヴァードライブ(以下BTO)による1974年のヒット曲です。
BTOは元ゲス・フーのランディ・バックマンによって1972年に結成されたカナダのロック・バンド ブレイヴ・ベルトにC.F.ターナーらを加えて1973年に結成されました。
「恋のめまい」は全米1位になったBTO最大のヒット曲、ポップス色の強いロック・バンドでした。

2022年2月 9日 (水)

2月9日 名曲100選 歌劇のアリア篇・21 耳に残るは君の歌声

ビゼーの歌劇「真珠採り」は1863年9月に初演されたビゼー25歳の時の作品です。
セイロン(現在のスリランカ)を舞台にしたオペラで、真珠採りのズルガと旧友のナディール及びかつて2人が争った女性であり尼僧となって再び彼らの前に現れたレイラとの三角関係を描いた作品です。
「耳に残るは君の歌声」は「ナディールのロマンス」と呼ばれる第1幕でナディールが再会したレイラに愛を語る哀愁をこめた曲。後にアルフレッド・ハウゼが「真珠採りのタンゴ」に編曲して世界的に流行もしました。

2022年2月 8日 (火)

2月8日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・21 白い色は恋人の色

イベントで来日していたエリザベス・ヴァージニア・ワーグナー(ベッツィ)とクリスティーン・アン・ロルセル(クリス)の2名をスカウトして結成されたデュオ ベッツィー&クリスの1969年発売のデビュー・シングルが「白い色は恋人の色」でした。
北山修作詞、加藤和彦作曲によるフォーク・ソングで、まだ日本語もまともに喋れない2人による日本語歌詞の曲でしたが、美しいハーモニーが受け入れられて大ヒットとなり1970年のオリコン年間ランキング第11位となりました。
1970年代前半はフォーク・デュオがひとつのブームになりました。女性2人ではシモンズ、チューインガムなどが知られていますが、その魁となる存在でした。

2022年2月 7日 (月)

2月7日 名曲100選 交響曲篇・21 シンプル・シンフォニー

シンプル・シンフォニーop.4は、ブリテンが弦楽オーケストラまたは弦楽四重奏のために1933年から34年にかけて作曲した交響曲です。
4つの楽章のタイトルの頭文字が全て韻を踏んでいるという遊び心にあふれた曲で、全楽章ともブリテンの既存の作品がベースになっています。
第1楽章 騒々しいブーレ(Boisterous Bourree) 原曲は1926年の組曲第1番と1923年の「歌」。ソナタ形式で、短い序奏がついています。
第2楽章 遊び好きのピチカート(Playful Pizzicato) 原曲は1924年のスケルツォと同年の「歌」。複合三部形式で初めから終わりまでピチカートによる演奏です。後半はギターのように重音を爪弾く奏法が出てきます。
第3楽章 感傷的なサラバンド(Sentimental Saraband) 原曲は1925年の組曲第3番と1923年のワルツによる複合三部形式。哀愁を帯びた美しい旋律で中間部では長調になりますがメランコリックな雰囲気は維持されます。
第4楽章 浮かれ気分の終曲(Frolicsome Finale) 原曲は1926年のピアノソナタ第9番と1925年の「歌」。浮かれ気分というタイトルですが、リズムがしっかりした快速な曲です。

2022年2月 6日 (日)

2月6日 名曲100選 管弦楽曲篇・20 謝肉祭

ドヴォルザークは、多くの管弦楽曲を作曲しています。演奏会用の序曲が5作、交響詩が5作。その他に変奏曲や組曲、ピアノ曲から編曲したスラヴ舞曲などがあります。しかしながら、スラヴ舞曲を除けばあんまり人気が高いとは言えません。理由は地味だから・・・
特に序曲となると、演奏会の幕開けに演奏される事が殆どなので、やっぱり華やかな曲が人気あるんですよね。
そんな作品たちの中で、唯一終始華やかなのが序曲「謝肉祭」op.92です。
序曲「謝肉祭」は、1891年3月から1892年1月までに作曲された「自然と生命と愛」という演奏会序曲3部作の2作目 (残りの曲は「自然の中で」と「オセロ」)。元々3曲まとめて演奏することを意図して作曲されましたが、通常の演奏会では序曲3曲を連続演奏する事はないので、今ではバラバラに演奏されるのが普通です。主題の一部を共有するなどで統一感ある構成になっているので、スメタナの「我が祖国」のように連作交響詩か何かにすれば、まとめて演奏される機会も増えたでしょうね。
「謝肉祭」は冒頭から華やかなメロディが登場する自由なソナタ形式の曲です。中間部はテンポを落とし静かに演奏されます。ヴァイオリンソロも登場して来ますが、とても短く、徐々に冒頭の華やかさに戻っていきます。

2022年2月 5日 (土)

2月5日 名曲100選 映画音楽篇(洋画)・20 大いなる西部

「大いなる西部」は1958年公開のウィリアム・ワイラー監督の西部劇です。主演はグレゴリー・ペック。地元の有力者テリル少佐の娘パット(キャロル・ベイカー)と結婚するためにテキサスの町にやってきたジェームズ・マッケイ(グレゴリー・ペック)は、力での支配を否定する新しい考えを持つ紳士。この地でジュリー・マラゴン(ジーン・シモンズ)が所有する水源地をめぐってテリル大佐と大地主ヘネシー家が争っていました。ジェームズはジュリーから水源地の土地を購入し中立な立場で誰にでも水を与える条件で売買契約が成立するが、それを不満に想ったヘネシーがジュリーを監禁してしまいます。ジェームズは単身ヘネシーの元に乗り込みますが、そこへ少佐の一隊が乗り込み乱戦となり少佐、ヘネシー共々相撃ちで死んでしまいます。
ジェームズはジュリーと共に水源地へ向かうというのがラストシーン。対立と争いによる支配の時代の終わりを告げるというのがこの映画のエンディングになっています。
映画はともかく、ジェローム・モロスの作曲したテーマ曲は、西部劇の代表的な音楽として西部劇関連のみならず多くのCMやBGMなどで使われています。特に弦楽器によってはじまるイントロは有名です。

2022年2月 4日 (金)

2月4日 名曲100選 室内楽曲篇・20 愛の喜び

クライスラーの小品の中でも最も親しまれている曲のひとつが「愛の喜び」です。「愛の悲しみ」と対にして演奏されることも多いのですが、やはり悲しみよりは喜びの方が人気が高いですね。
ウィンナワルツ風の曲で、重音を使った主部主題は弾むような明るいメロディ。中間部は落ち着いたメロディになっています。

2022年2月 3日 (木)

2月3日 名曲100選 海外のロック篇・20 恋のあやまち

「スカイ・ハイ」の大ヒットで知られるイングランドのバンド「ジグソー」が1974年に発売したのが「恋のあやまち」(原題 Who do you think you are)です。
どうしても「スカイ・ハイ」の大ヒットに比べると他の曲があまり売れなかったので一発屋のイメージがありますが、活動期間は1966年から1981年まで15年間もあり、それなりのヒット曲も出しています。この曲はオリジナル曲ではなく1974年にCandlewick Greenというイギリスのグループが先行して発売してもののカバー。アメリカではシングル発売もされていませんが、日本では何故かシングル化されました。同時期にボー・ドナルドソン&ヘイウッズ(悲しみのヒーローが有名)もカバーしている名曲です。

2022年2月 2日 (水)

2月2日 名曲100選 歌劇のアリア篇・20 うつろな心(もはや私の心には感じない)

パイジェッロは18世紀後半イタリアのセミセリア様式と呼ばれるオペラの代表的な作曲家です。生涯に94曲ものオペラを作曲しています。残念ながら現在は全曲を公演されることは少なくなりました。特に代表作のひとつ「セヴィリャの理髪師」は、半世紀後に活躍するロッシーニが同じ素材をオペラ化して人気を奪ってしまうと殆ど省みられる事が無くなってしまいました。
そんな中で、後世の作曲家が好んでその旋律を引用したのが、歌劇「美しい水車小屋の娘」の中のアリア「もはや私の心には感じない(うつろな心)」です。イタリア語の原題は"Nel cor piu non mi sento"で、「ネル・コル・ピウ」と略して愛される曲です。
フンメル、ボッテジーニ、ヴァンハルなどがこのメロディを使って変奏曲などを作曲していますが、特に知られているのがベートーヴェンのピアノ独奏曲「パイジェッロの歌劇「水車屋の娘」の「わが心はもはやうつろになりて」による6つの変奏曲ト長調WoO.70とパガニーニの無伴奏ヴァイオリン曲「虚ろな心」の主題による変奏曲ト長調です。
どちらかといえば抒情的な曲というよりは、とっても愛らしい曲です。

2022年2月 1日 (火)

2月1日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・20 M

「M」はプリンセス・プリンセス(以下プリプリ)が1988年にリリースしたアルバム「Let's Get Crazy」に収録され、翌年最大のヒットシングル「Diamonds」のB面として発売された曲です。A面としてシングル発売されていないにもかかわらず、トップ3の人気を誇る曲です。
作曲は奥居香、作詞は富田京子。富田自身が経験したイニシャル"M"の男性との破局の切ない思いを、破局の仕返しのつもりで歌詞にしたもの。その後高校の教科書に掲載されたりテレビの主題歌や挿入歌にも使われたりと愛されるバラード曲です。
カバーも非常に多い曲です。

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