1月23日 名曲100選 管弦楽曲篇・18 女学生
「スケーターズ・ワルツ(スケートをする人々)」で知られるワルトトイフェルは19世紀後半のフランスの作曲家。フランスのヨハン・シュトラウスとも呼ばれるワルツ・ポルカの作曲家です。音楽史の流れの中では保守的な作風のため19世紀末からフランスで印象主義音楽が中心になると時代から取り残され、大衆音楽の作曲家として名を残すのみとなりました。
ワルツ「女学生」は、日本語に訳されるときに世紀の誤訳で名づけられたタイトルで、原題の"Estudiantina"は学生の音楽隊という意味。Estudiante(学生)の女性形と誤って名づけられたと言われています。ネッケの「クシコス・ポスト」(Csikos post)が正しい訳では郵便馬車という意味ですが、Csikosを地名と誤解して長い間「クシコスの郵便馬車」という題名で呼ばれていた・・・という誤訳は、近年は正しく「クシコス・ポスト」と訂正されているのですが、こちらは誤訳の「女学生」が今でも使われています。
「女学生」はカスタネットが印象的に使われる明るい曲で、ヨハン・シュトラウス同様複数のワルツがポプリ形式で連なって行きます。
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