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2021年12月26日 (日)

12月26日 名曲100選 管弦楽曲篇・14 管弦楽のためのラプソディ 

海外で最も有名な日本人作曲家といえば武満徹なのでしょうが、海外で演奏して最も好評な日本人作品といえば、外山雄三の「管弦楽のためのラプソディ」のようです。

元々、NHK交響楽団が1960年に行った海外演奏旅行のために作曲されたもので、人気の要因は、日本の伝統的なお祭りの雰囲気の中で日本の民謡が次々登場する事。楽器も通常のオーケストラで使用する楽器以外に拍子木、鐘(と言っても大きなカリヨンではなくて掌サイズの鐘です)、うちわ太鼓、締太鼓、チャンチキ、長太鼓などが、西洋の打楽器ティンパニ、ウッドブロック、大太鼓、ボンゴ、鈴などと共に使われています。

冒頭は打楽器の連打の後「あんたがたどこさ」から始まり、「ソーラン節」が絡んできて、その後「炭坑節」「串本節」が盛り上げ、中間部では横笛を模したフルートによる「信濃追分」が静かに奏でられます。
静寂の中、突如拍子木が連打されると「八木節」の登場。これに多数の打楽器が出て来てクライマックスを迎えたまま曲を終えます。
民謡がベースですので、ヨナヌキ音階が主体になっているので、この日本っぽさが人気の要因でしょうが、「お祭り」という要素がこれに加わらなければここまで人気の高い曲にはならなかったでしょうね。
ちなみに、拍子木は金管楽器奏者が数人で叩くのですが、打楽器奏者ほど合わないのがお祭りっぽくて良いそうです。

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