12月31日 名曲100選 室内楽曲篇・15 ガヴォット(ゴセック)
ゴセックは18世紀半ばから19世紀初めにフランスで活躍したベルギー出身の作曲家です。交響曲の大家として30曲近くの交響曲を作曲し、パリ音楽院創立に際して作曲の教授として招かれています。
残念ながら今では彼の作品は殆ど聞くことができませんが、唯一聞くことができるのが、ガヴォットです。
「ガヴォット」はフランス地方のフォークダンスとそれに由来する舞曲の事で、中庸のテンポで4分の4拍子または2分の2拍子の曲です。リュリが宮廷作曲家として活躍したルイ14世の宮廷でもてはやされた舞曲で、その後古典派の組曲などに組み入れられました。代表的なものがバッハの管弦楽組曲第1番、第3番、第4番などがあります。
ゴセックのガヴォットは歌劇「ロジーヌ」の中の旋律を元にヴァイオリンと管弦楽のために作曲された曲ですが、今ではヴァイオリンとピアノだけの編成で演奏される事が殆どです。
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