11月21日 名曲100選 管弦楽曲篇・11 天体の音楽
ヨーゼフ・シュトラウスの代表作のひとつ、ワルツ「天体の音楽」op.235は1868年に初演されました。
古代ギリシャの「天球の音楽」と呼ばれる思想が当時流行しており、ウィーン大学医学生による「医学舞踏会」では、この流行の「天球の音楽」を舞踏会のテーマにする事に決定し、ヨーゼフに作品を求めたというのが、この曲の誕生した理由です。
1931年に公開された映画「会議は踊る」では「わが人生は愛と喜び」と共にテーマ音楽として使われ、広く知られるようになりました。
この曲は、5つのワルツから構成される典型的なウィナ・ワルツ形式の曲になっています。
幻想的な星空を思わせる前奏から始まります。第1ワルツのメロディを断片的に使いながら進んでいきます。
非常に優美な宇宙を表現するような美しいメロディの第1ワルツから始まります。第2ワルツはウィンナ・ワルツっぽい音程の動きが大きいワルツ。第3ワルツは動きのあるメロディ。第4ワルツは美しい旋律ながら第1ワルツとは異なる元気のよいワルツです。第5ワルツはトランペットのファンファーレの後壮麗なワルツになっています。
最後は第1ワルツが戻ってきて華麗に幕を閉じます。
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