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2021年11月29日 (月)

11月29日 名曲100選 交響曲篇・13 交響曲第5番(マーラー)

マーラーの交響曲第5番は、元々1888年交響詩として5部構成で作曲されました。1893年に一度改訂しましたが1896年に「花の章」を削除して4楽章の交響曲として完成しています。
歌曲の「さすらう若者の歌」と密接な関係のある曲で、歌曲集からそのままのメロディを使っています。
第1楽章 弦楽器のフラジオレットによるA音の持続音に乗ってオーボエ、ファゴットが全曲にわたって登場する4度下降の動機が演奏される神秘的な序奏から始まります。この動機は後にクラリネットによる「郭公」の鳴き声にも使われます。霧の森を連想させる音楽です。やがて遠くからファンファーレのような響きが聞こえ(実際にトランペットがバンダで演奏)ますが、このファンファーレはまた終楽章に登場します。
第1主題は4度動機を頭に置くチェロのメロディによって「さすらう若者の歌」の第2曲「朝の野原を歩けば」のメロディがそのまま演奏されます。
111_20211122193901第2主題は木管で提示されますが、あまり明確なものではありません。序奏の雰囲気が戻ってくる展開部から再現部に入りますが非常に短く、この楽章における序奏の重要性がわかる展開になっています。

第2楽章 力強いスケルツォ。低弦によって4度下降のオスティナートが奏され、木管によって主題が登場します。が、この楽章の聞き所は中間部。レントラー風の主題がトリオ主題です。優雅で妙に艶っぽい音楽がとっても魅力的。最後は1st violinからチェロまでの4種類の楽器を使って5オクターヴを駆け下りてスケルツォ主題に戻ります。

第3楽章 ティンパニの4度下降音に乗って、コントラバスが主題を演奏します。新版ではコントラバスのTuttiになっているようですが、今でもソロで演奏する事が多い(というのは8台のコントラバスがぴったり合うのはアマチュアでは超困難、ソロなら多少音程ずれてもあまり気にならないし)。
131このメロディは日本でも有名なフランス民謡「フレール・ジャック」(アメリカでは Are you sleeping?で知られる)を短調にしたもの。これがカノン風に次々と楽器を替えて出てきます。中間部は、「さすらう若者の歌」の第4曲「彼女の青い眼が」のメロディになります。

第4楽章 シンバルの一発を合図に激しい導入部が演奏され、激しい第1主題そのまま移行します。そしてこの曲で私が一番好きな第2主題(コントラバスは殆ど参加していませんが)が出ます。それは天国的に美しく、さらに情熱的な顔も見せるメロディです。
141再現部にはいると勝利の音楽のようなメロディが登場。このメロディがコーダでホルン全員が立ち上がって吹くように指定されている凱旋のメロディになります。
142最後は第1主題と4度動機に基づく勇壮なフィナーレ。2台のティンパニとトライアングルがトレモロで勢いをつけ最後には大太鼓まで登場してトレモロ・・・打楽器が妙に目立つコーダではあります。

 

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