10月31日 名曲100選 管弦楽曲篇・8 ペトルーシュカ
ストラヴィンスキーの三大バレエ音楽「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」の中から、2番目に作曲された「ペトルーシュカ」を取り上げます。
ストラヴィンスキーのバレエ音楽はそれぞれ複数の版が存在していて、楽器編成も曲も異なっているため、曲全体の話をすると、それぞれで話をしないとならないので、ピックアップしながら書いて行く事にします。
「ペトルーシュカ」と「春の祭典」には組曲版がないため、「火の鳥」に比べると版の数はぐっと少なくなっています。ペトルーシュカは2つの版があります。初演時の1911年版は4管編成の巨大な編成になっていますが意外に派手さがなく地味な印象を与えます。1947年の改訂版は3管編成ですが華やかな印象があるので、近年はこの版で演奏される事が多いようです。
ペトルーシュカは、命を吹き込まれて恋をするわら人形の物語で、ロシア版のピノキオと言える話です。
ペトルーシュカの中で最も有名な曲が、ロシアの踊り。管楽器やピアノの全奏によって激しく演奏される曲。のだめカンタービレでは、のだめが課題曲の「ペトルーシュカからの三楽章」を演奏する際に混乱して、NHKの「今日の料理」の音楽に飛んでいってしまう曲です。
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