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2021年10月11日 (月)

10月11日 名曲100選 交響曲篇・6 交響曲第1番(ブラームス)

尊敬するベートーヴェンの交響曲への強い意識のあまり着想から完成まで21年間費やしたというエピソードがあるブラームスの交響曲第1番ハ短調ですが、今回はこういうエピソードはあまり語らず、曲そのものの話題で行きます。

楽器の編成は、ベートーヴェンの交響曲第5番にそっくりです。基本2管編成であり(運命との違いはピッコロの有無)、トロンボーンは終楽章のみで特殊な打楽器なしという点が同じで、異なっているのはホルンが4本になっている点が大きい相違点といえます。

構成はソナタ形式の第1楽章、緩徐楽章の第2楽章、ソナタ形式の第4楽章は古典的な交響曲ですが、メヌエットかスケルツォが置かれる第3楽章は舞踏系の3拍子を避けて2拍子の緩徐楽章を置いてブラームス色を出しています。

第1楽章は、ティンパニのC音連打(実はコントラバスとコントラファゴットも同じ事やってます)に乗っかった序奏主題(1st violinと2nd violinとチェロが3オクターブで弾いている)と木管とヴィオラの対旋律による重厚な序奏から始まります。

主部は第1主題、第2主題ともに緊張感の高いメロディを使っていて緊迫した楽章を形づくっています。
最後はホルンとティンパニで序奏のC音連打が帰ってきますが、そこに乗っかるメロディは冒頭と異なるゆったりとした音型からやがて長調に転調されてハ長調に帰結して終わります。

第2楽章はホ長調の緩徐楽章。終盤ではヴァイオリンノソロにメロディのメインが移っていきます。
第3楽章は三部形式の優雅な曲。3拍子系の音楽を避けてブラームスらしさを出しています。
第4楽章はハ短調の重苦しい序奏から始まり頂点に達したところで突然それを断ち切るようにティンパニのロールが奏され、ホルンによるアルペン風のメロディが吹かれ、フルートに受け継がれ、最後はトロンボーンとファゴットによるコラールが出てきます。
その後は第九の歓喜の歌との類似性を指摘される第1主題に入ってきます。
この楽章は勝利の音楽とも言われていて、最後はファンファーレが高らかに演奏されると壮麗に全曲を閉じます。

ブラームスの4つの交響曲は全て凝縮された音楽で余分な音が無いと言われていますが、その分演奏時の緊張感は一段と高いので、演奏時間に比べて非常に精神的にも体力的にも疲れる曲ですが、この第1番は特に、長い年月をかけて作曲したブラームスの思いが詰まっていて最も疲れる曲です。

 

 

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