10月8日 名曲100選 室内楽篇・5 フルート四重奏曲第1番(モーツァルト)
モーツァルトの数多い室内楽曲の中でもクラリネット五重奏曲と双璧の人気曲がフルート四重奏曲第1番です。
21歳の時に長期滞在したマンハイムの名フルート奏者ヴェンドリングと親交を結び、その際裕福な医師ドゥジャンを紹介されました。ドゥジャンは音楽愛好家で自身もフルートを吹いたためモーツァルトに短めの協奏曲3曲と四重奏曲を数曲作曲してくれるように依頼しました。
モーツァルトがこれに応じて作曲したのが2曲のフルート協奏曲と3曲のフルート四重奏曲でした。モーツァルトはフルートが嫌いだったので(当時のフルートはベーム式が出る前だったので音程が不安定だったためとう説もあり)約束の曲数を満たすことができなかったという事です。
第1番の四重奏曲はこの時に作曲されたもので3楽章によるもの。第1楽章のアレグロは非常に煌びやかなソナタ形式、第2楽章は弦のピツィカートの上でフルートが抒情たっぷりのエレジー、第3楽章は活発なロンド形式の音楽になっています。
さすがモーツァルト、嫌いな?フルートの音色や機動力を十分に引き出しだ曲です。
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