10月20日 名曲100選 歌劇のアリア篇・7 イゾルデの愛の死
ワーグナーは、従来の歌劇を更に発展させ楽劇という音楽と演劇が一体となった総合芸術を完成させました。
それまでの歌劇では、アリアや合唱などの間に、セリフやレシタティーヴォという語りのような曲を挟んで歌劇を信仰させていましたが、ワーグナーはアリアとアリアの間という概念を無くし、1つの幕や場は連続した1曲となるようなオペラを作るようになりました。
そのため、従来のアリアと呼ばれる曲は殆どありません。しかしながら、3時間から4時間を超える長い楽劇を上演する機会はそうそうありませんので、その中の曲を紹介したり、歌手たちが披露するために、一部を切り取って演奏するようになっています。それを一種のアリアとしてここで紹介したいと思います。
楽劇「トリスタンとイゾルデ」の「イゾルデの愛の死」は楽劇の最後に歌われる曲で、第1幕への前奏曲と合わせて管弦楽だけでも演奏される曲です。
「イゾルデの愛の死」は終幕でトリスタンの亡骸の前でイゾルデが歌う、大変に美しく劇的な曲です。
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