10月24日 名曲100選 管弦楽曲篇・7 交響詩「フィンランディア」
「フィンランディア」はシベリウスが1899年に作曲した交響詩。当時フィンランドはロシア帝国の統治下にありましたが、19世紀後半のナショナリズムの高まりがフィンランドにも波及したところで、ロシアがロシア語の強制などで締め付けを強化したため、独立運動が発生しました。
その独立運動の高まりの中、青年フィンランド党の新聞のための「新聞の日」祝賀会で上演された歴史劇の最終幕「フィンランドは目覚める」を改訂して作られたのが「フィンランディア」です。
2つの序奏を持つ三部形式の曲で、1つめの序奏は「ロシアの圧制」を表現した重苦しい旋律に支配されます。2つめの序奏は「ロシアの圧制への闘争」が表現されます。
この曲実は2つの序奏部で半分ぐらいの時間を要します。
続く主部は、闘争の勝利とフィンランディア讃歌からできています。このフィンラディア讃歌は1941年に詩人コスケンニエミによって歌詞がつけられシベリウス自身が編曲して、今ではフィンランドの第2の国歌として歌われ続けています。
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