9月17日 名曲100選 室内楽曲篇・2 愛の挨拶
エルガーが1888年にキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念に贈った曲。
ピアノ独奏や、ヴァイオリンとピアノ、チェロとピアノ、管弦楽など様々な版が残されていますが、最も一般的なのはヴァイオリンとピアノ版でしょうかね。
エルガーとアリスの結婚には多くの障害がありました。まだ作曲家としては駆け出しの無名作曲だったエルガーはアリスより8歳も年下(アリスは当時39歳)。アリスの父親は陸軍少将(すでに他界していた)、母方の曽祖父は教会学校の創始者。エルガーはカトリック、アリスはプロテスタント等の理由で、アリスの親族はこの結婚を認めない、という反対を押し切っての結婚でした。
そんな困難な状況の中で結婚を貫いたエルガーのアリスへの気持ちの強さが、この曲を生んだのでしょう。
シンコペーションの伴奏の乗って演奏される旋律は、そんな苦労を全く感じさせない愛情たっぷりのメロディになっています。
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