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2021年9月22日 (水)

9月22日 名曲100選 歌劇のアリア篇 3 私のお父さん

イタリア・オペラを代表する作曲家といえば、プッチーニとヴェルディを思い起こします。年代的にはヴェルディが19世紀半ばから後半にかけて、プッチーニは19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍しているので、重なる時期も非常に短く、しかもプッチーニがヴェルディの後継者だったかというと、そんな事は無さそうです。
それは作風が全く違う事でも想像できます。ヴェルディの作品が「男性的」「劇的」で大掛かりなものが多いのですが、プッチーニは「女性的」「抒情的」で比較的コンパクトな作品が多いという特徴があります。
ヴェルディはかっちりとした構成で古典的な作曲法ですが、プッチーニはメロディを重視し、伴奏のみでもアリアのメロディがはっきりわかるような作風です。


そのため、歌劇自体の評価はヴェルディの方が高いのですが、その中のアリア単独では(特に女声の)圧倒的にプッチーニの人気が高いようです。
CDやガラコンサートなどに取り上げられる曲の頻度を(勝手に)評価するとS級の曲は
ヴェルディは「椿姫」の「ああ、そはかの人か~花から花へ」、それに対してプッチーニは、「ジャンニ・スキッキ」の「私のお父さん」、「蝶々夫人」」の「ある晴れた日に」、「トスカ」の「歌に生き、恋に生き」、「ラ・ボエーム」の「私の名はミミ」「私が町を歩くと」と、プッチーニのものが遥に多い事でわかります。


今回取り上げる「私のお父さん」は1918年に作曲された1幕物三部作(他は「外套」と「修道女アンジェリカ」)のひとつ「ジャンニ・スキッキ」の中の曲で、未完で終わった「トゥーランドット」を除いてプッチーニ最後のオペラであり、唯一の喜劇的作品でもある重要な作品です。

「ジャンニ・スキッキ」は大富豪ブオーゾが全財産を修道院に寄付するという遺言を残して死んだところから始まります。ブオーゾの甥っ子リヌッチョは遺産をあてにして恋人のラウレッタと結婚することを目論んでいたのですが、それが不可能になり落胆していたところに、ラウレッタの父親ジャンニ・スキッキが登場。リヌッチョは知恵を貸してくれるようにスキッキに頼むが、他の親戚がスキッキが田舎者である事を馬鹿にするので協力を断ります。そこで、ラウレッタが父親に涙ながらに協力を頼み込む歌が「私のお父さん」です。
スキッキは娘の頼みを仕方なく引き受け、自分がブオーゾになりすまして公証人を呼んで新しい遺言書を偽造、その内容は遺産は一部を除いて親戚で等分、但し最も価値のある「ロバ、家、粉ひき場」はリヌッチョにというもの。親戚は怒りますが偽造に加担したことがわかれば罰を受けるのでシブシブ偽物の遺言を呑み、リヌッチョとラウレッタは愛を成就できるという内容。
「私のお父さん」は原題「O mio babbino caro」としても知られ、クラシック以外でも様々な分野で使われる美しく、抒情的なアリアです。


 

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