9月27日 名曲100選 交響曲篇・4 交響曲第5番(シベリウス)
シベリウスは1907年42歳の年に、喉頭癌の疑いで数回の手術を受けています。交響曲第4番は、その影響を強く受けた緊張感の高い作品でしたが、快癒した後の第5番は非常に明るい作品になっています。
自身の生誕50周年のために作曲したもので3つの楽章からできていますが、全楽章が強いつながりを持っているため後の第7番への先駆けとなる作品とも言えます。
第1楽章は前半はソナタ形式の速いテンポになっていますが、後半はスケルツォになってそのまま終わりまでクライマックスを築いて行きます。第2楽章は変奏曲の緩徐楽章、第3楽章はA-B-A-B-コーダの形式による楽章になっています。最後はちょっと大仰な和音の繰り返しですけど・・・
シベリウスの交響曲の中では第2番が非常に人気の高い作品ですが、一部のファンからはこの第5番が最も人気のある曲になっているようです。
« 9月26日 名曲100選 管弦楽曲篇・3 パシフィック231 | トップページ | 9月28日 名曲100選 フォーク・ニューミュージック篇・4 風と落葉と旅人 »
« 9月26日 名曲100選 管弦楽曲篇・3 パシフィック231 | トップページ | 9月28日 名曲100選 フォーク・ニューミュージック篇・4 風と落葉と旅人 »
コメント