今日の音楽 6月13日 ペトルーシュカからの3楽章(再掲載)
ストラヴィンスキーのバレエ「ペトルーシュカ」が初演されたのが1911年6月13日、パリのシャトレ座です。初演は概ね成功でしたが、聴衆は時にグロテスクなこの曲に面食らうこともあった・・・と書かれています。
今聴くと非常に溌剌としていて旋律もわかり易くて、「春の祭典」に比べれば大人しい(笑)曲ですけどね。。
ストラヴィンスキー自身がアルトゥール・ルービンシュタインのためにピアノ独奏に編曲したのが「ペトルーシュカからの三楽章」。第1場の「ロシアの踊り」、第2場の「ペトルーシュカの部屋」、第4場の「謝肉祭の夕方」を編曲した「謝肉祭の日」の3つの楽章で出来ています。ルービンシュタインからの依頼は「過去のどの曲よりも難しいものを」という条件だったそうで、その通り超難曲になっているみたいです(ピアノ弾けないからわからん)
譜面も3段が基本で4段のになっている場所もあるとか・・・
そんな難曲にもかかわらず、結構録音はいっぱいありますね。ルービンシュタイン自身は曲の出来(演奏の出来?)に満足できなかったのでレパートリーにはしたが録音は残していません。
ベスト盤は、やっぱりポリーニでしょうかね。結構弾くので精一杯という曲なので、表現力云々というのは難しいのでしょうけどね
この曲、「のだめカンタービレ」で重要な役割を果たして知られるところとなりました。
のだめが参加したマラドーナピアノコンクールの最終本選の曲。高熱による練習不足で、会場へ向かう時に耳についてしまった「きょうの料理」のテーマが途中で入ってしまう・・・という妙な「ペトルーシュカ」でした。
« 今日の音楽 6月12日 弦楽四重奏曲(フォーレ)(再掲載) | トップページ | 今日の音楽 6月14日 アルビノーニのアダージョ(再掲載) »
« 今日の音楽 6月12日 弦楽四重奏曲(フォーレ)(再掲載) | トップページ | 今日の音楽 6月14日 アルビノーニのアダージョ(再掲載) »
コメント