今日の音楽 5月13日 交響曲第5番(ショスタコーヴィチ)
2019年8月のパイオニア交響楽団第32回定期演奏会のメイン曲は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番でした。
2回目の演奏、1回目は苦労した第1楽章のト音記号の超ハイポジションのところも、さすがに一応は弾けました(笑)
ショスタコーヴィチの作品には共産党、特にスターリンとの政治的な葛藤があって、表の部分だけではなく裏に隠されたモノ、思想的な背景など非常に奥深いものがあるのですが、今回の演奏は、あくまでも音楽的な追求を中心に演奏するというのが指揮者の要求でした。
終楽章のコーダに向かうところも、ゆったりとしたテンポから始めてテンポとメロディとダイナミクスで高揚感を高めクライマックスを迎える演奏が多いのですが、我々の演奏はバーンスタイン指揮ニューヨークフィルの演奏と同様、最初から速めのテンポで作曲者の指示どおりの演奏でクライマックスを迎える演奏でした。
2回以上演奏した曲の中で、これだけ違う演奏をしたのは始めてだったかもしれません。エキストラで出演して頂いた方も、こういう演奏は始めてだったようで、練習の時から「楽しい」と仰っていましたが、私自身も非常にワクワクする演奏だったと思います。
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