今日の音楽 4月3日 ヴァイオリン協奏曲(チャイコフスキー)
2016年7月のパイオニア交響楽団第28回定期演奏会の2曲目は、トレーナーもお願いしている東京シティ・フィルのソロ・コンサート・マスター戸澤哲夫氏をソリストに招いてのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲でした。
長い演奏生活ですが、実はヴァイオリン協奏曲はこれが2曲目。1曲目は大学の時のサン=サーンスの第3番なので実に40年ぶりぐらい。アマチュア・オーケストラは意外にヴァイオリン協奏曲を取り上げる事は多くないんです。理由はいくつかありますが、ひとつは編成。ピアノは楽器1台でオーケストラに対抗できる大きな音が出せますが、ヴァイオリンはオーケストラの中にオーケストラのメロディ担当と言うべきヴァイオリンがあるめに、編成大きくすると埋もれてしまいます。そのため現代音楽を除くと基本的には2管編成以下。
でも名曲はいっぱいあります。三大ヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンの他に四大まで広げるとチャイコフスキー。その他にもシベリウス、パガニーニ第1番、ラロのスペイン交響曲、ブルッフの第1番など。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲はとても華やかな曲。第2楽章は憂いを含んだ曲想で第2主題から先も長調への転調はあるもののピアノ協奏曲第1番の第2楽章のようにテンポを速めて弾ける事はありません。最後に第3楽章の断片が登場し切れ目なく終楽章に突入します。
コーダはチャイコフスキーらしいワクワク感たっぷりのフィナーレです。
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