今日の音楽 4月2日 歌劇「イーゴリ公」序曲
今日から2016年のネタに入ります。この年はアメリカでトランプが予想を覆して大統領選に勝利した年。国内ではアベノミクスにもかかわらず景気が全く上がらず消費増税が再延期になりました。
邦楽の方は相変わらず AKBやら坂道とジャニーズが年間トップ50のうち39曲を占めてました。なのでパス。映画もあんまり見ていないのでパス。
2016年7月のパイオニア交響楽団第28回定期演奏会の前プロは、ボロディンの歌劇「イーゴリ公」序曲でした。
「イーゴリ公」といえば、ポロヴェッツ人の踊り(ダッタン人の踊り)がよく知られていて、序曲の知名度はイマイチですが、序曲もなかなかの曲です。コントラバスにとっては殆ど見せ場の無い「ポロヴェッツ人の踊り」に比べると序曲は結構な難易度です。
「イーゴリ公」はボロディンの多くの作品同様未完成に終わった曲で、リムスキー=コルサコフとグラズノフによって完成されました。「ポロヴェッツ人の踊り」はリムスキ=コルサコフがオーケストレーションを施し、序曲はグラズノフがボロディンが何度かピアノで弾いていたものを再構成してオーケストレーションをしたもの。この違いがはっきり出ているようです。
この序曲の中間部にもし「ポロヴィッツ人の踊り」の姫の旋律でも使っていたら、人気の序曲になったのでしょうが、全体的にとても楽しい曲なので勿体無いような気がします。
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