今日の音楽 3月16日 そりすべり
年間の演奏会出演数最大となった2014年最後の演奏会は12月に行われた西東京フィルハーモニーの第19回定期演奏会への賛助出演でした。
プログラムはウェーバーの歌劇「オベロン」序曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、ドヴォルザークの交響曲第8番と既に経験済みの曲ばかりでしたので詳細は割愛します。西東京フィルの団員で、演奏会への賛助を誘ってくれた高校の後輩が、この演奏会の後亡くなってしまったため、このオーケストラへの参加はこれが最後となりました。
アンコール曲が、アンダーソンのそりすべりでした。
アンダーソンの曲は、殆どがボストン・ポップス・オーケストラのために作曲されたもので、セミ・クラシックともよばれています。通常の楽器以外にタイプライターや紙やすりなどを楽器として取り入れた高級冗談音楽です。
上記の楽器を取り入れた「タイプライター」「サンド・ペパー・バレー」の他にも、トランペットが無茶苦茶忙しい「トランペット吹きの休日」や弦楽器の裏側を擦る音が登場する「プリンク・プレンク・プランク」、少々ずっこける時計の時を刻むリズムにメロディを乗せた「シンコペイテッド・クロック」、レコードの針飛びを表現した部分がある「クラシックのジュークボックス」などのパロディ音楽と、「舞踏会の美女」「忘れられし夢」のような美しい音楽も作曲しています。「そりすべり」は、クリスマス音楽の定番にもなったアンダーソンの代表作のひとつです。
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