今日の音楽 2月23日 オルガン交響曲第5番(ヴィドール)
2013年7月の合唱団との合同演奏会、前半の終盤は東京芸術劇場のパイプオルガンを使った曲でバッハの「トッカータとフーガ」ニ短調とヴィドールのオルガン交響曲第5番の終楽章トッカータが演奏されました。
この時に初めて知ったのですが、芸劇のパイプオルガンは実はリバーシブルだったんです。いつも見ている姿は、ブラウン色のクラシックスタイルでしたが、回転するとシルバー調のモダンスタイルに変貌。勿論音色も変わるという珍しいオルガンだったんですね。
この演奏会では、バッハのトッカータとフーガニ短調はクラシックスタイルで演奏し、その後オルガンを回転させてモダンスタイルで演奏されたのが、このヴィドールのオルガン交響曲第5番のトッカータでした。
ヴィドールは19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したフランスのオルガン奏者、作曲家、教育家です。パリ音楽院のオルガン科教授にセザール・フランク亡き後就任し、その後作曲科教授に転身しました。門人にはミヨーやヴァレーズなどがいます。
ヴィドールは10曲のオルガン交響曲を作曲していますが、その中で最も知られるのがこの第5番、特に終楽章のトッカータ。煌びやかでゴージャスな音色は、モダンオルガンにぴったりでした。
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