今日の音楽 2月17日 蝶々夫人
プッチーニの歌劇「蝶々夫人」は1904年2月17日にミラノのスカラ座で初演されました。
プッチーニの油の乗った時期に作曲されたオペラで、アメリカの海軍士官ピンカートンが日本での任務中に娶ったのが蝶々さん。蝶々さんはピンカートンを愛しキリスト教に改宗までしますが、ピンカートンは任務を終えて「すぐに戻ってくる」と適当な事を言ってアメリカに去ります。その後蝶々さんはピンカートンを信じて子供とともに待ち続けますが、ピンカートンは既にアメリカで結婚してしまいます。
ピンカートンは、蝶々さんの一途な気持ちを知り、子供を引き取るためにアメリカでの妻ケイトがやってきます。その場で子供を預け、蝶々さんは自刃します。
このオペラの中で最も有名なアリアが、ピンカートンを信じて待ち続ける蝶々夫人が第2幕で歌うアリア「ある晴れた日に」です。非常に美しいメロディとドラマティックな展開で、プッチーニの数あるオペラ・アリアの中でもトップクラスの人気を誇る曲です。
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