今日の音楽 2月24日 真夏の夜の夢序曲
2013年11月には高校のオーケストラOBを中心にしたメンバーの演奏会がありましたが、プログラムはリストのレ・プレリュード、チャイコフスキーのイタリア奇想曲、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」という全て2回目以上の曲のため、ご紹介は割愛。
2014年に入ります。2014年は消費税率の5%から8%への引き上げが4月に実施されました。これは10%への段階的引き上げの第1歩でしたが個人消費が冷え込み翌年の10%引き上げ延期へ繋がっていったわけです。
2014年3月のパイオニア交響楽団第25回定期演奏会の前プロは、メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」序曲でした。
この曲、元々は17歳の時に姉とのピアノ連弾をするために作曲されたもので、それをすぐにオーケストラ編曲しましたが、その時は序曲だけでした。この序曲を聴いて感銘を受けたプロイセン王の勅命によって、劇音楽が作曲されその序曲としても使われるようになったものです。したがって本来の劇音楽「真夏の夜の夢」には入っていませんが、通常演奏する際には序曲も使われています。
この曲、管楽器の和音の伸ばしによる神秘的な序奏にはじまり、弦楽器のざわめきから、妖精たちの跳ね回るような明るい描写など、天才メンデルスゾーンの力を余すことなく見せ付けた曲になっています。国王が感銘を受けるのもむべなるかなという感じです。
勿論メンデルスゾーンですから演奏は簡単ではありませんが、弾いててもとっても楽しい曲です。
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