今日の音楽 1月4日 歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
東日本大震災で中止になった幻のコンサート後半の1曲目はワーグナーの歌劇「ローエングリン」の第3幕への前奏曲でした。
「ローエングリン」はワーグナー自身が台本を書いた最後のオペラ。これ以降のワーグナーの作品は楽劇という名称で呼ばれます。「白鳥の騎士伝説」などをモチーフにしたもので、ワーグナーお得意の死による愛の成就を描いたもの。
単独でも演奏される前奏曲は、第1幕と第3幕の前に演奏される2曲がありますが、全く異なる雰囲気のものです。第1幕は厳かな雰囲気の曲。静かに始まってクライマックスに達するというタイプの曲。第3幕への前奏曲は金管楽器が大活躍する勇壮な曲です。中間部は軽い曲になりますが再び勇壮な曲に戻って、実際のオペラでは、切れ目無く有名な「婚礼の合唱」へと続きます。
なかなか演奏効果の高い曲なのですが、上で述べたように、本来は切れ目無く次の曲へと続いてしまうので、終わり方がイマイチ。こういう曲は結構ありますね。
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