今日の音楽 1月13日 歌劇「オベロン」序曲
2011年10月のパイオニア交響楽団第22回定期演奏会の前プロは、ウェーバーの歌劇「オベロン」序曲でした。
ウェーバーは、モーツァルトによって開かれたドイツオペラを継承し、やがてワーグナーへと続くオペラの流れを継承した作曲家です。
そういう音楽史上重要な位置を占める割には、ウェーバーのオペラは上演される事は多くなく、ドイツ語圏外では殆ど上演されないようです。
ただ、数々のオペラの序曲はとても人気が高く、色々なコンサートの前プロとして取り上げられる機会は少なくありません。その中で「魔弾の射手」と並んで人気が高いのが「オベロン」の序曲です。劇中の主要な旋律を使って構成されており、冒頭で奏でられるオベロンの角笛を表すホルンの主題、妖精の国を暗示する旋律と続き、カール大帝を表した行進曲風の旋律と続く序奏で始められます。
主部は劇中の様々なアリアが使われる旋律美にあふれたもので、とても楽しい音楽です。
演奏も、簡単ではありませんが、それ程難しいというものでもなく我々レベルのアマチュアには適度な前プロという感じでした。
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