今日の音楽 12月9日 モルダウ
2009年11月のパイオニア交響楽団の第20回定期演奏会の前プロはスメタナの交響詩「モルダウ」でした。
スメタナが書いた6曲からなる連作交響詩「我が祖国」の2曲目。超人気作であると同時に、非常に優れた描写力を聴くことができる傑作です。
プラハ市街を流れるモルダウ川(チェコ語ではヴァルタヴァ川)の流れを描いたものです。
フルート2本の掛け合いは、水が湧き出す源流、その後川となって流れるのが、ヴァイオリンなどによる有名な旋律。そして農夫たちの結婚式の踊りの傍らを流れます。夜になって月の光で幻想的に輝く様子、やがて、聖ヨハネの急流と呼ばれる流れでは先の旋律が力強く演奏され、最後に長調になって生き生きとエルベ川へと合流していくというのが大まかなストーリーです。
この曲、このように素晴らしい曲なのですが、難点は・・・とっても疲れる。コントラバスは源流と月の光は休みなのですが、その他、特に急流以降は弾きっぱなし。しかも移弦が多いのでとっても疲れるのです。
でも、名曲です。
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