今日の音楽 11月5日 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28は、1895年11月5日にヴュルナーの指揮でケルンで初演されました。
北ドイツの伝説の奇人ティル・オイレンシュピーゲルの物語を音楽化したもの。副題は「ロンド形式による昔の無頼の物語」だそうです。
「むかしむかし・・・」を表すテーマから始まり、いたずらが過ぎて最後は死刑の判決を受け、絞首刑にされるという話。クラリネットで奏される笑いのテーマが処刑の後に出て来て、後味の良い曲になっています。
そういえば、むかしむかし・・・で始まる曲は他にコダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」がありました。その時はコントラバスのみの合奏で表現してました。
で、この曲演奏が難しいそうです。リヒャルト・シュトラウスが自分の曲を指揮するときに団員に全ての音を忠実に弾く必要は無いというような事を言っているそうですが、それぐら全部の音をきちんと弾くのが難しいシュトラウス音楽。この曲も面白おかしい音楽ですが、難しいのに変わりは無いようです。
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