今日の音楽 11月10日 序曲「ルイ・ブラス」
2008年10月には、合唱団とのジョイント・コンサートがありました。
前半はオーケストラだけの曲、後半は合唱団との共演でした。
第1曲目は、メンデルスゾーンの序曲「ルイ・ブラス」でした。
「ルイ・ブラス」はフランスの作家ヴィクトル・ユゴーの同名の戯曲の上演のために作曲した序曲。
コラール風の冒頭からはじまり、3つの主題がこのコラールと絡み合う劇的な内容の曲で、最後は華やかに終わります。劇は悲劇ですが・・・。
メンデルスゾーンの曲は、有名な割りにアマチュアのオーケストラで取り上げる機会が多いとは言えません。その理由は弦楽器奏者にとっては超難曲ばかりで、管楽器にとっては編成が小さい、トロンボーンすら登場する曲が殆ど無い、というのが大きなもの。
従って、交響曲なんて余程実力が無いと取り上げる勇気あるオーケストラはありません。という事で私も演奏機会は極端に少なく20歳代前半に「フィンガルの洞窟」を演奏して以来2曲目でした。「フィンガル・・・」は10分程度の曲なのに技術的に難しくて、私の「2度と演奏したくない曲リスト」に入れられた曲(笑)。
で、この「ルイ・ブラス」はリスト入りするほどではありませんでしたが、やっぱり音が飛ぶ、指が飛ぶ・・・というメンデルスゾーンらしい曲でした。とっても良い曲なんですけどね。
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