今日の音楽 10月17日 ピアノ・ソナタ第1番(ラフマニノフ)
ラフマノニフのピアノ・ソナタ第1番ニ短調op.28は1908年10月17日にイグムノフのピアノ演奏で初演されました。
元々ゲーテの「ファウスト」を題材として構想されたもので、実際にはこの発想は取り止めとなりましたが、第1楽章「ファウスト」、第2楽章「グレートヒェン」、第3楽章「メフィストフェレス」を表すとした構想の名残が残った曲となっています。
3つの楽章で40分近くの時間を要する上に終楽章には超絶技巧が必要で、演奏機会はあまり多くありません。
ラフマニノフ自身が初演をしなかった数少ないピアノ曲です。
初演のイグムノフは、ラフマニノフやスクリャービンと共にロシアの名ピアノ教師ズヴェーレフの元でピアノを学んだ盟友で超絶技巧のピアニストとして知られる存在でした。
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