今日の音楽 9月6日 レ・プレリュード
2004年のパイオニア交響楽団第13回定期演奏会の第1曲目はリストの交響詩「前奏曲(レ・プレリュード)」」でした。
この演奏会は、私が実行委員長を仰せつかった演奏会です。選曲は楽団の人気投票(結果的にはバラバラになったので、ほんの数票でしたが)でトップタイだったチャイコフスキーの交響曲第4番をメインにして、モーツァルトがやりたかった→フルの2管編成→という事で「ハフナー」を、もう1曲は、是非やりたかったリストの「レ・プレリュード」を選びました。
レ・プレリュードは、「人生は死への前奏曲である」という考えに基づくラマルティーヌの詩を元に作曲された交響詩。4部構成で死へと向かう人生の始りを暗示する主題からホルンの愛の歌の第2主題へと進み、第2部は人生の嵐からクライマックス、第3部は嵐の後の静けさ。穏やかな田園生活。そして第4部は運命への果敢な挑戦の行進曲という、演奏効果抜群の曲。こういう深みもありながら、華やかな曲をやってみたかったんです。ただ、この曲ナチスドイツのプロパガンダに使われた曲という負のイメージもあるのが残念です。
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