今日の音楽 9月26日 ランメルモールのルチア
ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」は1835年9月26日にナポリのサン・カルロ劇場で初演されました。
スコットランドの作家ウォルター・スコットの小説「ラマムアの花嫁」を原作としたオペラ。意に染まない婚約を強いられた花嫁が花婿を刺した実際に起きた事件を小説化したもの。
この曲のクライマックスは、第2幕の「狂乱の場」。政略結婚を強いられたルチアが婚約者のアルトゥーロを刺し殺した後、血まみれになったルチアが兄のエンリーコの城に現れて延々と歌うアリア。ルチアはこの後、愛するエドガルドとの再会を夢見ながら倒れ死んでいき、エドガルドも後を追って自殺してしまいます。
マリア・カラスなど多くの歌手が絶賛を浴びていますが、この曲を最も得意としたのが、オーストラリアのジョン・サザーランド。メトロポリタン劇場で1961年にルチアを演じたときには狂乱の場の後12分間拍手が鳴り止まなかったという事です。
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