今日の音楽 8月8日 「行け、我が思い、黄金の翼に乗って」
ベルギー公演後半の第3曲は、ヴェルディの歌劇「ナブッコ」から、ヘブライ人の奴隷の合唱「行け、我が思い、黄金の翼に乗って」でした。
「ナブッコ」は旧約聖書の「エレミア書」と「ダニエル書」から題材をとった作品。ナブッコは、新バビロニア王国の第2代王のナブカドネザル2世の事。歴史上の「ヘブライの捕囚」とナブッコと妻のアビガイッレの愛憎や裏切りなどを描いた作品。
「行け、我が思い、黄金の翼に乗って」は第3幕第2場で、捕らえられたヘブライ人たちがユーフラテス河畔で祖国を思って歌う合唱曲。初演された1842年当時はオーストリアの支配下にあり独立の戦いをしていたイタリアに、この曲を重ね合わせたという伝説があります。
ヴェルディの葬儀の際にも歌われ、イタリアの第2の国家とも言われている曲です。
「ナブッコ」の序曲にもメインのテーマとして使われています。
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