今日の音楽 8月11日 カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲
2002年のベルギー公演の後半5曲目はマスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲でした。
19世紀後半のに訪れたヴェリズモ・オペラの代表作である「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、リアリズム作品であるだけに生々しい悲劇作品になっています。兵役中に恋人ローラに馬車屋のアルフィオと結婚さにてしまったトゥリッドゥは一旦はあきらめて別の女性サンタと結婚するものの、ローラが忘れられず逢瀬を繰り返します。怒ったサンタがアルフィオに告げ口をしてしまいます。
二人は決闘をする事になり、トゥリッドが殺されてしまうという話です。
このオペラを有名にしているのが、美しい間奏曲です。
実際のスコアでは、間奏曲はコントラバスを除く弦楽合奏とオルガン(アド・リブ)及びハープに、オーボエのオブリガードのみで、最後の2小節の伸ばし音だけ他の木管楽器が登場します。間奏曲単独で演奏する場合はオルガンを、わずか数分のこの曲だけのために用意するわけにも行かないので、木管楽器とコントラバスがオルガンの代用として使われます。なので、コントラバスはあっても無くても良いようなものなので、個人的にはあまり好ましい曲ではありません。
勿論ベルギーではオルガンはありませんでしたので、コントラバスはオルガンの低音部の代理をつとめました。
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