今日の音楽 7月7日番外編 エンニオ・モリコーネ
昨日、2020年7月6日、映画音楽の作曲家として知られるエンニオ・モリコーネさんが91歳で亡くなりました。
番外編として取り上げたのは、私自身の最も好きな映画音楽の作曲家だったからです。
そして、私が映画の主題歌ではなくて、映画の音楽としても最も好きなのが「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」なのです。
ローマで生まれサンタ・チェチーリア音楽院で作曲を学び1960年代から映画音楽の作曲家として活躍。特にセルジオ・レオーネ監督とのコンビでは、「マカロニ・ウェスタン」という残虐なシーンが多く出る内容に似つかわしくないほどの叙情性豊かな音楽を提供してきました。「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・荒野の1ドル銀貨」など私も映画は全く見る気がしませんでしたが、音楽のほうは聞き込んだ覚えがあります。
「死刑台のメロディ」(1971)の「勝利への讃歌」、「ペイネ愛の世界旅行」(1974)、ニュー・シネマ・パラダイス(1988)、バグジー(1991)、海の上のピアニスト(1998)など数々の名曲を作りましたがアカデミー賞とは縁が無く、ようやく2006年に名誉賞を受賞し、2015年にヘイトフル・エイトで作曲賞を受賞しました。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」は、いわゆるギャング映画ですが、大河作品とも言える作品。主題曲はチェロ・バスの低音の響きから始まり、パン・フルートを巧みに扱い、デボラのテーマは、それは美しくもはかない曲、アマポーラを巧みに使い・・・とにかく素晴らしいサウンドトラックでした。
モリコーネのコンサートのビデオです。ニュー・シネマ・パラダイス、デボラのテーマと続きます。
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