Le Couple5枚目のシングル。テレビドラマ「ひとつ屋根の下2」の挿入歌となった事で、今までオリコンのチャートにも入らずヒットに恵まれなかったLe Coupleが一躍メジャーになりました。その後も2曲はチャートインしましたが、それ以降はチャートインせず、一発屋になってしまいました。
Le Coupleは夫婦ユニットでしたが2005年に活動を休止し、2007年には離婚しています。 夫婦のデュオといえば、日本では「チェリッシュ」「紙風船」「ヒデとロザンナ」「ダ・カーポ」あたりが有名ですが、いずれもグループで活動中に結婚したとか、最初は男女デュオだったのが後に結婚したというパターンですが、Le Coupleは夫婦としてデビューしています。
主題歌は、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」の第2部後半(第4楽章)の主題に歌詞をつけた「If I Had Words」。この曲は1978年にイギリスなどでスコット・フィッツジェラルドとイヴォンヌ・キーリーのデュエットでヒットしたものです。交響曲第3番のMaestosoはオルガン、ピアノとオーケストラによって演奏される私も大好きな部分なので、こういう使われ方をするのかと感心したものです。
SHALL WE DANCEは、ミュージカル「王様と私」の中の有名な曲。世界19カ国で公開され、アメリカでも200万人を動員し、2004年にはリチャード・ギア主演でリメイクされました。主役のサラリーマン杉山正平を演じたのが役所広司、ヒロイン岸川舞には牧阿佐美バレエ団で活躍していた草刈民代が抜擢されました。正平の妻は原日出子、娘は仲村綾乃が演じています。この年に、ヒロインを演じた草刈民代と周防監督が結婚しています。
1996年の邦楽年間ヒットランキング第3位は、久保田利伸のLA LA LA LOVE SONG でした。
久保田利伸は大学時代からアフリカ音楽を学び、卒業後音楽プロデューサーとして多くの歌手の作曲を手がけながら1986年に自らデビューし、日本のR&B音楽の先駆的存在として活躍したミュージシャンです。4枚目のシングル「CRY ON YOUR SMILE」がシングルチャートの8位になり、その後はヒットを連発し、デビュー10周年で発売した16枚目のシングル、ナオミ・キャンベルとのデュエット曲「LA LA LA LOVE SONG」がフジテレビのドラマ「ロング・バケーション」の主題歌となり大ヒットしました。