今日の音楽 4月27日 王宮の花火の音楽
ヘンデルの「王宮の花火の音楽」は1749年4月27日のアーヘンの和議を祝う祝典の際にロンドンのグリーン・パークで初演されました。
初演当時はジョージ2世の意向で、管楽器と打楽器という編成で行われました。オーボエ24本、ホルン9本、トランペット9本、ファゴット12本とティンパニ3セットという編成になっています。ヘンデル自身は弦楽器を使う事を主張したため、現在ではオーボエとファゴットの部分に弦楽器が使われる版が主流になっています。
序曲、ブレー、平和、歓喜、メヌエットという組曲で一部「水上の音楽」の使いまわしも見られます。
初演時の祝典は、盛大だったものの結局花火が点火しなかったりパビリオンのひとつが火事に見舞われるなど散々なものだったようです。
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