今日の音楽 3月18日 バーバ・ヤーガ
リャードフの「バーバ・ヤーガ」op.56は1904年3月18日にブルーメンフェルトの指揮でサンクトペテルブルクで初演されました。
バーバ・ヤーガはスラヴの民話に登場する妖婆で、森に住み、骨と皮だけの痩せこけた老婆の姿をしています。鶏の足の上に建った小屋に住み、子供を誘拐して取って食うなど考えられています。
このバーバ・ヤーガを扱った最も有名な音楽作品はムソルグスキーの「展覧会の絵」ですが、これは絵画として書かれたものを表現したもので、リャードフの作品は、実際にバーバ・ヤーガを描写したものになっています。
「バーバ・ヤーガが庭に出て口笛を吹くと、彼女の前に臼と杵と箒が現れた。(臼はバーバ・ヤーガが移動する時に乗る乗り物で、杵はそれを操る道具。箒は移動した跡を消すもの)バーバ・ヤーガは庭から飛び去ると、森の中でざわめきが聞こえ出し、木がぱちぱちと音を出して裂け、枯葉がかさかさ鳴っていた。」というストーリーです。
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