今日の音楽 3月11日 ローマの噴水
レスピーギの交響詩「ローマの噴水」は1917年3月11日にグァルニエリの指揮でローマで初演されました。
レスピーギが作曲したローマ三部作(他はローマの松、ローマの祭り)の最初の曲。ローマの4つの噴水の特徴が最も良く調和している時刻、美しさが最も印象深い時刻に注目して受けた感情と幻想を元に表現したもの。交響詩ではありますが、自由な形式ではなく古典的な交響曲に見られる4楽章の構成になっています。
初演の際には評価は低かったものの、その後トスカニーニがミラノで再演した際に成功を収め現在の評価に繋がっています。
第1曲 夜明けのジュリアの谷の噴水 ボルゲーゼ荘からパリオリの丘までにあるジュリアの谷の噴水と夜明けの光景が表現されています。具体的にどのこ噴水かは明確になっていませんが、時刻は夜明け。牧歌的な雰囲気を持つ曲です。
第2曲 朝のトリトンの噴水 バルベリーニ広場のトリトンの噴水。朝の日差しの中で踊るナイアデスとトリトンが描かれています。
第3曲 真昼のトレヴィの泉 有名なトレヴィの泉。時刻は真昼。
第4曲 黄昏のメディチ荘の噴水 メディチ荘の噴水。時刻は夕方。メランコリックな雰囲気を持つ曲です。
« 今日の音楽 3月10日 ソナチネ(ラヴェル) | トップページ | 今日の音楽 3月12日 ジュラシック・パーク »
« 今日の音楽 3月10日 ソナチネ(ラヴェル) | トップページ | 今日の音楽 3月12日 ジュラシック・パーク »
コメント