今日の音楽 3月10日 ソナチネ(ラヴェル)
ラヴェルのソナチネは1906年3月10日にリヨンで初演されました。
ラヴェル旧知のポーランド人のゴデブスカ兄弟に献呈された曲。
古典様式を取り入れたピアノ作品で、3つの楽章からできています。第1楽章はソナチネ形式、第2楽章はメヌエット風、終楽章はリズミカルな楽章という構成になっています。
ソナチネとはソナタの小型版の音楽形式で、バロック時代は短い器楽曲の事をさして、カンタータの器楽合奏のみの導入曲や間奏などを指すのに使われましたが、古典派以降は分かり易く演奏し易い短いソナタの事を指すようになりました。具体的には展開部が短いか展開部を欠く事が多いようです。
« 今日の音楽 3月9日 ロード | トップページ | 今日の音楽 3月11日 ローマの噴水 »
コメント