今日の音楽 3月8日 行進曲「威風堂々」第3番
エルガーの行進曲「威風堂々」第3番ハ短調は1905年3月8日にエルガーの指揮でクイーンズホールで初演されました。
エルガーが完成させた行進曲「威風堂々」の3番目にあたる曲です。
「威風堂々」は第1番が「戴冠式頌歌」の「希望と栄光の国」というイギリスの第2の国歌とも言われる旋律を中間部に使って、飛びぬけて良く知られていますが、実はそのほかに4曲の「威風堂々」を完成させています。
第4番は比較的第1番に似たような構成・曲調になっていますが、第3番は短調の陰鬱なメロディの後、一転して激しい曲になり、再度短調のメロディに転じます。中間部は静かなメロディになりますが、再度短調、中間部を繰り返して、最後は短調で終わります。第1番とはかなり印象の異なる曲になっています。個人的には「威風堂々」の中では、最も苦手な曲です。
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