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2020年2月11日 (火)

パイオニア交響楽団第33回定期演奏会のご案内・2

2020年3月8日(日) ティアラこうとう大ホール(都営新宿線/東京メトロ半蔵門線 住吉駅 徒歩4分) 午後2時開演
指揮 黒岩英臣
曲目 ワーグナー 歌劇「リエンツィ」序曲
   モーツァルト 交響曲第41番ハ長調「ジュピター」 K.551
   シューマン  交響曲第3番変ホ長調op.97「ライン」

今回はワーグナーの歌劇「リエンツィ」序曲のご紹介です。
「リエンツィ、最後の護民官」は、ワーグナーがドイツで成功できずパリに逃れて完成させた初期のオペラで、この作品の成功によってワーグナーのオペラ作曲家としての方向性が定まった作品です。まだまだ旧来のドイツ・オペラの延長線上の作品であり、初稿は6時間以上を要する長大なものであり(現在は3時間40分程度に短縮されています)、バイロイト音楽祭の演目にも入っていないため、全曲が演奏される事はごく稀です。

ストーリーは14世紀のローマに実在した政治家コーラ・ディ・リエンツィの話。貧しい家に生まれたリエンツィは弁説によって頭角を現し教皇庁がアヴィニョンに移っていたため(アヴィニョンの捕囚)荒廃していたローマを建て直し、絶大な権限を与えられるようになりました。税制改革などの改革を行いましたがやがて皇帝のように振舞うようになり、意に沿わないものを次々と処刑するなど恐怖政治を行うようになり、かつての部下に殺されてしまうという史実が下敷きになっています。

序曲は、このオペラの中の曲を使って構成されています。
冒頭から数回登場するトランペットの単一の音は、民衆蜂起のための召集ラッパ。ここから荘厳なチェロとコントラバスのメロディによって導入され、やがてアレグロの主要部に入ります。第2幕で自身の暗殺者を赦したリエンツィを民衆が讃える賛歌による行進曲風のメロディ、第3幕の反乱軍との戦争を制圧して歌われる「精霊よ、護り給え」といったメロディが繰り返され、華々しくコーダを迎えます。

ワグネリアンからすると、官能的なものも無く、神々しさもなく、この曲はワーグナーらしさが殆ど見られない、稚拙な曲と思われるかもしれませんが、これはこれで、いかにもドイツ音楽という感じで今回の演奏会には相応しいと思います。

とにかくコントラバスとしては最初の部分のメロディでいかにお客さんを引き込めるかが勝負、というとっても重要な役割を担わされる曲です。

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