今日の音楽 2月8日 室内交響曲第1番
シェーンベルクの室内交響曲第1番op.9は、1907年」2月8日にウィーン宮廷歌劇場管弦楽団員とロゼー弦楽四重奏団の演奏で初演されました。
オリジナルの編成は15人の奏者による編成ですが、弦楽器は各1人ずつなのに比べて管楽器は総勢10人という特殊な編成になっています。通常の管弦楽曲や室内楽曲で管楽器の数が弦楽器を上回る事は常識的に考えられなかったため初演の時は非難の嵐だったようです。
音楽自体も、合奏部分になると鋭い音色が特徴で、普段聞き慣れた音楽に比べるとかなり耳障りに感じます。これは弦楽器による叙情的な音色をできるだけ排したものを狙ったと考えられます。
単一楽章の曲ですがスケルツォや緩徐楽章にあたる部分を含んだ多楽章の要素を持った曲になっています。
1914年にはフル・オーケストラに編曲もされています。
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