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2020年2月20日 (木)

今日の音楽 2月20日 アダムス・ファミリー

映画「アダムス・ファミリー」は1992年4月に日本で公開されました。

原作はチャールズ・アダムスの一コマ漫画。丘の上の洋館に住むお化け一家が繰り広げるホラーコメディ。1964年にドラマ化されて日本では「アダムスのお化け一家」というタイトルで人気を得たものの映画化作品です。

テーマ曲はテレビ版でも使用された公式テーマソングです。

2020年2月19日 (水)

今日の音楽 2月19日 悲しみは雪のように

1992年の邦楽年間ヒットランキング第2位は、浜田省吾の「悲しみは雪のように」でした。

1976年にデビューしライブ中心の活動でコアなファンを多く持っていた浜田省吾が1981年にアルバム「愛の世代の前に」からシングルカットしたのが「悲しみは雪のように」でした。自分の母親が脳閉塞で意識不明の重体になった際の深い悲しみと、その中から人に対して優しい気持ちになれたというエピソードを基にした書かれたもので、当時は殆ど売れませんでした。

1992年にテレビドラマ「愛という名のもとに」の主題歌として採用されるにあたり、アレンジを大幅に変更して再リリースして大ヒットとなりました。

2020年2月18日 (火)

今日の音楽 2月18日 喜びの島

ドビュッシーの「喜びの島」は1905年2月18日にパリの国民音楽協会でビニェスの独奏で初演されました。

ヴァトーの絵画「シテール島への巡礼」の影響を受けて作曲されたピアノ曲。当初は「ベルガマスク組曲」の1曲になる予定でしたが出版上の都合で独立した曲として発表されました。

装飾音やリズムの変化などの技巧を駆使して色彩感豊かな幻想的な曲に仕上げられています。
のだめカンタービレで、マラドーナ・ピアノコンクールの二次予選曲のひとつとして取り上げられていました。

2020年2月17日 (月)

今日の音楽 2月17日 交響曲ニ短調(フランク)

フランクの交響曲ニ短調は1889年2月17日にパドルーの指揮でパリ音楽院演奏協会にて行われました。

フランクはドイツ系ベルギー人ですが12歳の時に一家がパリに移住して、15歳の時にパリ音楽院に入学し作曲、ピアノ、オルガンなどを学びました。一時退学して帰郷しましたが、その後パリへ戻りピアノ教師や教会オルガニストとして静かに活動をしていました。

1871年にサン=サーンスやフォーレなどと共にフランス国民音楽協会の設立に加わり最晩年になって作曲家として次々と作品を発表して注目されました。また、パリ音楽院に教授として迎えられ、ダンディ、ショーソン、ピエルネ、デュパルクなどフランスの器楽音楽を支える作曲家を多く育てた事で、フランス音楽の歴史を語る上で欠かせない存在となりました。

フランク唯一の交響曲はラロ、サン=サーンス、ダンディなどの交響曲が相次いで発表されたのを受けて作曲したものですが、初演はあまり芳しくなかったようです。死後フランス音楽を代表する交響曲として受け入れられるようになっています。

フランク得意の循環形式を用い、オルガン的な響きや重厚なオーケストレーションを特徴とする曲で、スケルツォ楽章を欠く3楽章で構成されています。

この曲は高校生の時に友人からチケットをもらって行った大学のオーケストラ(どこの大学だか忘れた・・・東工大だか理科大だかだったと思います)の演奏会で初めて聴いて、感動してはまりました。第1楽章の第2主題まで駆け上がるところ、終楽章の展開部の第1主題の総奏では今でも痺れちゃいます。

2020年2月16日 (日)

今日の音楽 2月16日 ニューイングランドの3つの場所

アイヴズのオーケストラ・セット第1番「ニューイングランドの3つの場所」は1930年2月16日にスロムニスキーの指揮で非公開に初演されました。

「ボストン広場のセント・ゴードンス」「コネチカット州、レディングのパットナム将軍の野営地」「ストックブリッジのフーザトニック河」の3曲からなる組曲。

ポピュラー音楽やアメリカ国歌などが顔を出して、アイヴズらしい曲です。

2020年2月15日 (土)

パイオニア交響楽団第33回定期演奏会のご案内・3

2020年3月8日(日) ティアラこうとう大ホール(都営新宿線/東京メトロ半蔵門線 住吉駅 徒歩4分) 午後2時開演
指揮 黒岩英臣
曲目 ワーグナー 歌劇「リエンツィ」序曲
   モーツァルト 交響曲第41番ハ長調「ジュピター」 K.551
   シューマン  交響曲第3番変ホ長調op.97「ライン」

今日は、モーツァルトの交響曲第41番のご紹介です。
パイオニア交響楽団では、第35番以降のモーツァルト後期6大交響曲で唯一演奏していない作品です。私個人では約40年ぶりです。
モーツァルトの曲は、どの曲も演奏会で良い演奏を聞かせるのが難しいです。古典派の譜面はダイナミクスなどは最低限の事しか書かれていないので、曲の構成・フレージングなどを理解しないで譜面通りの演奏をすると無味乾燥な、場合によっては滑稽な音楽になってしまうので演奏の上手下手以上に出来の差が現れてしまいます。

41番は、モーツァルトの最後の交響曲です。最後らしく、またハ長調という基本的な調性を使った堂々とした曲になっています。木管楽器はオーボエとファゴットは2本ずつですが、フルートは1本、ハ長調が苦手なクラリネットは無しという編成です。

第1楽章は全く序奏なく、木管と全弦楽器のユニゾンでいきなり第1主題が提示されます。最初はハ長調で、ヴァイオリンの経過句のあとト長調で演奏されます。ベートーヴェンの交響曲第1番の第1楽章よく似た主題です。モーツァルトでは、ド・ソラシド・ソラシドですが、ベートーヴェンはドーソシ ドーソシ ドで、主題の転調はト長調ではなくニ長調でした。第2主題はモーツァルトらしい可愛らしい音楽ですが、この楽章全体を通して瑞々しくしかも堂々としている音楽です。

第2楽章は個人的には一番難しい楽章。モーツァルトの交響曲は全般的に緩徐楽章がとっても難しいです。理由は息の長いフレーズ。弓の使用量の多いコントラバスにとっては息の長いフレーズはとっても難しいです。ヴァイオリンだけが弱音器をつけてゆっくりですがリズムの変化が多い主題を奏でます。第2主題は一転短調の厳しい表情の音楽。こちらはフレーズの長さがめまぐるしく変化していきます。最後は天国に上るような美しい音楽で終わります。

第3楽章はメヌエット。非常に優美なメヌエットです。トリオ後半で短調のジュピター音型が出てきて終楽章を暗示しています。

第4楽章はドレファミというモーツァルトが好んで使った音型、ジュピター音型による第1主題がいきなり提示されます。ここでおわかりと思いますが、この41番の交響曲は全楽章とも頭から主題が演奏されます。これって実は結構難しいんです。この終楽章では1stヴァイオリンの全音符の主題のバックで2ndヴァイオリンが音楽を作る作業をやっていますが、序奏もなくていきなりテンポを作らなければならないので、かなり大変です。
終楽章の目玉は何と言っても、複雑なフーガ。フーガって立ての線(簡単に言えば、各楽器間の拍)が合わないとグシャグシャになるのですが、それぞれの楽器の出るタイミングが一定ではなくて複雑なので、きちんと聴こえるように演奏するのは非常に難しいフーガです。

このモーツァルトのジュピター音型は、モーツァルト自身も交響曲第1番など多くの楽曲で使用していますし、後の作曲家にも大きく影響を与えています。ブラームスは4つの交響曲を作曲していますが、第1番はハ短調、第2番はニ長調、第3番はヘ長調、第4番はホ短調。ドレファミですよね。シューマンの4つの交響曲も作曲順に並べると第1番変ロ長調、第2番ハ長調、第3番変ホ長調、第4番ニ短調ですが、各調を1度(半音2つ分)上げるとハ長調、ニ長調、へ長調、ホ短調になってドレファミになります。まあ、シューマンの交響曲の場合は作曲順ではないので、こじつけかもしれませんけど。

今日の音楽 2月15日 序曲「祖国」

ビゼーの序曲「祖国」op.19は、1874年2月15日にパドゥルーの指揮でコンセール・ポピュレールで初演されました。

元々は「ドン・ロドリーグ」というオペラ(マスネの「ル・シッド」=映画でも知られる「エル・シド」と同じ題材)のために作曲された曲でしたが、初演直前にパリ・オペラ座が火災で焼失してしまったため、結果的にオペラは未完に終わってしまいました。

ビゼーが、この作品を演奏会用序曲として発表したのが「祖国」です。ポーランド戦争の挿話という副題が付けられており普仏戦争を念頭に祖国愛を表現したものです。1875年に36歳で早逝したビゼーの最晩年の作品となり、同じ管弦楽の曲でも交響曲ハ長調などの瑞々しさはないものの、完成度の高い曲となっています。

2020年2月14日 (金)

今日の音楽 2月14日 フック

1992年の国内映画興行収入年間ランキング第2位は「フック」でした。

成長して40歳になったピーター・パンが宿敵にフック船長と再び戦うというスピルバーグ監督のSF映画です。

自分がピーター・パンだった事の記憶を完全に失っていた弁護士ピーター・バニングの子供たちがフック船長に誘拐されてしまい、祖母のウェンディから自分がピーター・パンである事を聴かされ、妖精ティーンカーベルと子供たちを救うためにネバー・ランドへ向かいます。次第に空を飛ぶ能力を取り戻しフック船長を破って子供たちを取り戻すという内容。

ピーター・パンにはロビン・ウィリアムズ、フック船長にはダスティン・ホフマン、ティーンカーベルにはジュリア・ロバーツが扮していました。

音楽はジョン・ウィリアムズ。

2020年2月13日 (木)

今日の音楽 2月13日 君がいるだけで

1992年の邦楽年間ヒットランキング第1位は米米CLUBの「君がいるだけで」でした。

文化学院のサークル仲間を中心に結成されたのが米米CLUB。13枚目のシングルで最大のヒット曲が「君がいるだけで」です。フジテレビ系ドラマ「素顔のままで」の主題歌に起用されたのがヒットにつながりました。

しかしながら、それまでは比較的ディープな路線を歩んでいた米米CLUBから、メジャー路線を歩みだしたこともあり、それが解散へと繋がってしまった事は否めません。

2020年2月12日 (水)

今日の音楽 2月12日 ウィーンの市民

ツィーラーのワルツ「ウィーンの市民」op.419は1890年2月12日にウィーン市庁舎での舞踏会でツィーラー指揮のウィーン第4連隊の演奏で初演されました。

ツィーラーはウィーンのオペレッタの黄金時代(金の時代)を築いた作曲家のひとりで、後の銀の時代と呼ばれる時代にも活躍した作曲家です。
ヨハン・シュトラウス二世との関係が悪化していた出版業者ハスリンガーの後押しで、シュトラウスのライバルに祭り上げられようとされていましたが、実際はヨハン・シュトラウス二世のライバルは弟のヨーゼフ・シュトラウスで、ツィーラーが頭角を現したのはヨーゼフの死後の事でした。かなりの多作家で作品番号は560を超え、当時のウィーンではシュトラウス一家と並ぶ人気を誇っていたようです。

ウィーンの市民は代表作のひとつでウィーン市庁舎での初めての舞踏会ではシュトラウス二世とツィーラーが新作を用意し、シュトラウス二世は「市庁舎舞踏会」というワルツを作曲し、ツィーラーは「ウィーンの市民」を披露しました。人々が軍配を上げたのは「ウィーンの市民」だったようです。

 

 

2020年2月11日 (火)

パイオニア交響楽団第33回定期演奏会のご案内・2

2020年3月8日(日) ティアラこうとう大ホール(都営新宿線/東京メトロ半蔵門線 住吉駅 徒歩4分) 午後2時開演
指揮 黒岩英臣
曲目 ワーグナー 歌劇「リエンツィ」序曲
   モーツァルト 交響曲第41番ハ長調「ジュピター」 K.551
   シューマン  交響曲第3番変ホ長調op.97「ライン」

今回はワーグナーの歌劇「リエンツィ」序曲のご紹介です。
「リエンツィ、最後の護民官」は、ワーグナーがドイツで成功できずパリに逃れて完成させた初期のオペラで、この作品の成功によってワーグナーのオペラ作曲家としての方向性が定まった作品です。まだまだ旧来のドイツ・オペラの延長線上の作品であり、初稿は6時間以上を要する長大なものであり(現在は3時間40分程度に短縮されています)、バイロイト音楽祭の演目にも入っていないため、全曲が演奏される事はごく稀です。

ストーリーは14世紀のローマに実在した政治家コーラ・ディ・リエンツィの話。貧しい家に生まれたリエンツィは弁説によって頭角を現し教皇庁がアヴィニョンに移っていたため(アヴィニョンの捕囚)荒廃していたローマを建て直し、絶大な権限を与えられるようになりました。税制改革などの改革を行いましたがやがて皇帝のように振舞うようになり、意に沿わないものを次々と処刑するなど恐怖政治を行うようになり、かつての部下に殺されてしまうという史実が下敷きになっています。

序曲は、このオペラの中の曲を使って構成されています。
冒頭から数回登場するトランペットの単一の音は、民衆蜂起のための召集ラッパ。ここから荘厳なチェロとコントラバスのメロディによって導入され、やがてアレグロの主要部に入ります。第2幕で自身の暗殺者を赦したリエンツィを民衆が讃える賛歌による行進曲風のメロディ、第3幕の反乱軍との戦争を制圧して歌われる「精霊よ、護り給え」といったメロディが繰り返され、華々しくコーダを迎えます。

ワグネリアンからすると、官能的なものも無く、神々しさもなく、この曲はワーグナーらしさが殆ど見られない、稚拙な曲と思われるかもしれませんが、これはこれで、いかにもドイツ音楽という感じで今回の演奏会には相応しいと思います。

とにかくコントラバスとしては最初の部分のメロディでいかにお客さんを引き込めるかが勝負、というとっても重要な役割を担わされる曲です。

今日の音楽 2月11日 美女と野獣

美女と野獣 Beauty and the Beast  セリーヌ・ディオン&ピーボ・バイソン 1992年Billboard年間ランキング第64位 最高位9位

フランスのヴィルヌーヴ夫人によって書かれ、それを短縮したボーモン夫人による版を下敷きとしたディズニー・ミュージカル・アニメ。実際にはストーリーはかなり異なっています。

魔法によって野獣に姿を変えられた王子が、心清らかな人間の娘の愛によって魔法が解かれるという話。1946年にジャン・コクトーによって初めて映画化され、1991年以降3作の実写版が製作されています。

音楽は「リトル・マーメイド」と同じくアラン・メンケン。

2020年2月10日 (月)

今日の音楽 2月10日 紅の豚

1992年の国内年間映画興行収入ランキング第1位は「紅の豚」でした。

スタジオ・ジブリによる長編アニメ映画。監督は宮崎駿。世界大恐慌時代のイタリア、アドリア海を舞台に、飛行艇による空中海賊と、彼らを相手に賞金稼ぎで生きるブタの姿をした退役軍人ポルコ・ロッソの話。

宮崎駿の趣味を反映して、ここ数年の子供向け作品から大人向けの作品へと転換した作品です。
ロッソの昔なじみのホテル経営者ジーナの声を演じた加藤登紀子が主題歌を歌っています。

主題歌の「さくらんぼの実る頃」は1866年に発表されたフランスを代表するシャンソン。イヴ・モンタン、ジュリエット・グレコなどが持ち歌として歌っていた曲です。
エンディング・テーマの「時には昔の話を」は加藤登紀子自身の作詞作曲によるものでした。1987年に発売された「百万本のバラ」のカプリング曲として収録されていたもののライヴバージョンを採用しています。

2020年2月 9日 (日)

パイオニア交響楽団第33回定期演奏会のご案内・1

私の所属するパイオニア交響楽団の第33回定期演奏会まであと1ヶ月となりました。

今回は久々のオール・ドイツ・プログラムです。全て本格的なドイツ音楽というのは第22回定期以来です。しかも古典派音楽、中期ロマン派、後期ロマン派とドイツ音楽の歴史を感じさせるプログラムとなっています。

古典派音楽は、モーツァルト最後の交響曲である第41番「ジュピター」。パイオニア交響楽団としては35番以降のモーツァルト6大交響曲の最後となる曲です。モーツァルトの交響曲を取り上げるのは38番「プラハ」以来10年ぶりです・・・私自身もこれ以来の演奏になります。

中期ロマン派音楽は、シューマンの交響曲第3番「ライン」。シューマンは4曲の交響曲を作曲していますが、番号は出版順に付けられていて作曲順ではありません。そのため実質的にはこの第3番が最後の交響曲になっています。シューマンを取り上げるのは2009年の第1番「春」以来。この10年でシューマンを演奏する苦労を忘れてしまい、選曲してしまいました。

後期ロマン派音楽は、ワーグナーの歌劇「リエンチ」序曲。後期ロマン派音楽といっても、まだワーグナー初期の作品で、トリスタン和音も出てこないワーグナー音楽っぽくない曲ですが、この曲の成功でワーグナーの名が世に出るきっかけとなったものです。

そして、この3曲。譜めくりが大変。体力的に非常にハード。個人的にこういうプログラムを演奏できるのは年齢的に最後かもしれません・・・

今日の音楽 2月9日 さよならだけど さよならじゃない

1991年の邦楽年間ランキング第49位は、やまだかつてないWinkの「さよならだけど さよならじゃない」でした。

フジテレビ系のバラエティ「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」で、当時人気のあった女性アイドル・デュオWinkのパロディとして(元々山田邦子が相田翔子のものまねをしていたため)鈴木早智子役を公募し結成した やまだかつてないWinkの2枚目のシングルが、「さよならだけど さよならじゃない」です。作詞は山田邦子、作曲はKANでオリコンチャートでは最高位2位になりました。

卒業式の定番ソングとしても歌われた曲です。

2020年2月 8日 (土)

今日の音楽 2月8日 室内交響曲第1番

シェーンベルクの室内交響曲第1番op.9は、1907年」2月8日にウィーン宮廷歌劇場管弦楽団員とロゼー弦楽四重奏団の演奏で初演されました。

オリジナルの編成は15人の奏者による編成ですが、弦楽器は各1人ずつなのに比べて管楽器は総勢10人という特殊な編成になっています。通常の管弦楽曲や室内楽曲で管楽器の数が弦楽器を上回る事は常識的に考えられなかったため初演の時は非難の嵐だったようです。

音楽自体も、合奏部分になると鋭い音色が特徴で、普段聞き慣れた音楽に比べるとかなり耳障りに感じます。これは弦楽器による叙情的な音色をできるだけ排したものを狙ったと考えられます。
単一楽章の曲ですがスケルツォや緩徐楽章にあたる部分を含んだ多楽章の要素を持った曲になっています。

1914年にはフル・オーケストラに編曲もされています。

2020年2月 7日 (金)

今日の音楽 2月7日 Zutto

1991年の邦楽年間ランキング第30位は永井真理子の「Zutto」でした。

永井真理子は1987年にデビューし、ボーイッシュな雰囲気で人気を得、フジテレビ系「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」のエンディングテーマとして採用された「Zutto」がオリコン2位のヒットとなりました。
永井真理子は元気印のアイドル的歌手として歩んで来ましたが、このバラード曲のヒットが大人の本格的歌手として認められるきっかけとなったと感じました。

 

2020年2月 6日 (木)

今日の音楽 2月6日 花火

ストラヴィンスキーの交響的幻想曲「花火」は1909年2月6日に、ジロティの指揮で初演されました。

5分以内の演奏時間という短い曲で、1908年リムスキー=コルサコフの娘ナジェージダと作曲家シテインベルクの結婚を記念して作曲したものです。1917年にはバレエ・リュスによってバレエとして上演されています。
3管の大きな編成で、この後作曲された「火の鳥」に近づく初期作品です。

 

2020年2月 5日 (水)

今日の音楽 2月5日 コーカサスの風景

イッポリトフ=イワノフの組曲「コーカサスの風景」は1895年2月5日にモスクワのロシア音楽協会演奏会で、自身の指揮によって初演されました。

リムスキー=コルサコフに師事しペテルブルク音楽院で学んだイッポリート=イワーノフは多くの曲を作曲したのですが、現在はこの「コーカサスの風景」のみが演奏されています。コーカサス地方の音楽に興味を持って作曲したのが「コーカサスの風景」です。

「峡谷にて」「村にて」「モスクにて」「酋長の行列」の4曲からなる組曲。
第1曲の「峡谷にて」はダリヤール峡谷の風景を描いたものです。冒頭のホルンの音は峡谷に響くこだまを、弦楽器の細かい動きはテレク皮のざわめきを表しています。
第2曲「村にて」は東洋的なメロディと東洋的な舞曲の組み合わせ。
第3曲「モスクにて」は木管楽器とホルン、ティンパニのみで演奏される単純なメロディ(アザーン=イスラムの呼びかけ)の繰り返し。
第4曲は最も有名な「酋長の行列」。勇壮さと東洋的な雰囲気を併せ持つ行進曲です。

 

2020年2月 4日 (火)

今日の音楽 2月4日 サイレント・イヴ

1991年の邦楽年間ランキング第12位は、辛島美登里の「サイレント・イヴ」でした。

辛島美登里は鹿児島出身のシンガー・ソングライター。1983年に第26回ポプコンでグランプリを獲得しました。本格デビューは1989年「時間旅行」で翌年TBSドラマ「クリスマス・イブ」の主題歌となった「サイレント・イヴ」がオリコン1位になりました。これ以降クリスマスの定番ソングとして歌われています。
非常に透き通った歌と美しいメロディの素敵な曲です。

その後も自身の歌と永井真理子などへの楽曲提供などで活躍を続けています。

2020年2月 3日 (月)

今日の音楽 2月3日 歌劇「セミラーミデ」

ロッシーニのイタリア時代最後の作品、歌劇「セミラーミデ」は1823年2月3日にヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演されました。

ヴォルテールの悲劇「セミラミス」を基に作曲されたオペラ・セリア。1822年初めてウィーンに滞在しベートーヴェンに面会した際に「君はオペラ・ブッファを書いたほうがいいよ。」と言われて発奮し、ドイツ音楽の影響を受けた多彩な管弦楽法を用いて作曲されたものです。

序曲もロッシーニらしさを持ちつつも重厚な音楽になっており、聴き応えのある曲になっています。

2020年2月 2日 (日)

パイオニア交響楽団第33回定期演奏会・チケットプレゼント

所属するパイオニア交響楽団の第33回定期演奏会のお知らせです。

2020年3月8日(日) ティアラこうとう大ホール(都営新宿線/東京メトロ半蔵門線 住吉駅 徒歩4分) 午後2時開演
指揮 黒岩英臣
曲目 ワーグナー 歌劇「リエンツィ」序曲
   モーツァルト 交響曲第41番ハ長調「ジュピター」 K.551
   シューマン  交響曲第3番変ホ長調op.97「ライン」

今回は久々にオール・ドイツのプログラムです。
先着10組の方にチケットをプレゼントします。詳しくはコチラへ。

 

今日の音楽 2月2日 ドク・ハリウッド

映画「ドク・ハリウッド」は1991年10月に日本で公開されました。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでブレイクしたマイケル・J・フォックス主演の映画。マイケル扮する外科医ベンがビバリーヒルズで高収入が得られる美容整形外科になるためにワシントンから自動車で西海岸に向かう途中で道に迷い事故を起こしてしまいます。事故の代償として医師不足に悩んでいた町の病院で無料奉仕をする事になり、そこでの町民たちの交流の間に、本当に大切な事は何かをわかっていくというストーリーでした。そういえば、このストーリー「カーズ」に似ていますね。

主題歌はチェズニー・ホークスの「ワン・アンド・オンリー」。

2020年2月 1日 (土)

今日の音楽 2月1日 交響曲第4番「不滅」

ニールセンの交響曲第4番op.29「不滅(滅ぼし得ざるもの)」は1916年2月1日にコペンハーゲンで初演されました。

デンマークを代表する作曲家による代表作です。単一楽章による曲でこの交響曲から後多調性を採用しています。楽章の区切りはありませんが構成上は4つの部分からなっています。第1部はニ短調の激しい全奏から始まりクラリネットのメロディによるイ長調の部分を経て、田園風の曲想のト長調の第2部へ移ります。第3部は悲劇的な緩徐楽章で第4部は2群のティンパニが活躍するパートで最終的にはホ長調に落ち着きます。

標題の不滅(滅ぼし得ざるもの)は、偉大な芸術である音楽や人間の魂などを意図したものです。

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